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課題が見出される底辺

言いたい放題! 遣りたい放題! 上を見上げりゃきりがない、下を見たなら後がない。

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それは、先週から始まった出来事です。

寒さは一段と厳しくなるものの、一頃に比べて陽は長くなっています。

年末辺りでは5時と云えば既に外は真っ暗だったのに、気がつけば5時くらいならまだまだ明るくなってきています。

5時になると、少し離れたお寺の鐘が我が家にも幽かに響いてきます。

我が家から東に、運河のある方向に、戦争でも焼け残った古くて狭い、入り組んだ路地を数分も歩けば件のお寺に行き着きます。

大樹によって作り出された木陰が創り出す、日がな一日、陽の当たらない薄暗い一際狭い路地。

その左側が禅宗のお寺、右側は大きな木が鬱蒼と並んだ神社です。

神社の塀は朽ちて傾いています。

改築などで数は減ったとは云え、戦前に良く見られた間口の狭い小さな木造長屋が肩を寄せ合うように軒を連ねている中で、一種、別世界のように周囲とは不似合いなほどの大きさを誇る神社です。

少し足を進めて、見晴らしの良い場所に立つと、西側にタワーズが聳え立っています。

何年か前に、巨大な駅からさほど遠くない、始終賑わう地下街を出て数分の所に、こんな鄙びた昔ながらの風景が残っている。と、取り上げられた路地です。

先週の月曜日、所要でその路地を歩いていた時、お寺から5時を告げる鐘の音が鳴り響きました。

如何にも!と、云った風情ある情景ですが……

うん!?

今まで、気にも留めなかった事柄ですが……

あのお寺って、鐘なんてあったっけ??

右側にある神社の向こう側、南隣にもお寺はあるのですが、そのお寺に鐘があったのは記憶にあるのですが、アノ生臭坊主が一々鐘などつくとは到底思えません。

それ以前に、土台から腐って崩れた台を放置しては危険だと思ったのか、数年前に鐘は撤去された筈。

だから、神社の北隣にあるお寺から鐘の音が響いてくるものとばかり思い込んでいたのですが、確かあのお寺にも鐘はなかった筈。

子供の頃は見かけた記憶はあるものの、大昔に鐘は撤去されて、その跡地には名古屋場所になると何処かの相撲部屋が宿泊して土俵を作り稽古をしていた覚えが。

しかも、それも自分が高校や大学の頃の話。

まだまだ、外国人力士が珍しかったあの時代、トンガ四人集なるお相撲さんがちゃんこの買出しなどで町内を歩いている姿を良く見かけた。

では、この鐘の音は一体何処から?

不思議に思って、路地を出て北に足を進め、件のお寺の正面に立ってみれば、全面改装して新しく建った門の上に小さな小屋のようなものが。

その格子窓の奥に幽かに見えるものは、まごう事なき寺の鐘。

しかし、こんな小さなスペースで鐘がつけるものなのだろうか。

訝しく思いながらも、何となく納得して所要を済ませて帰宅すれば、既に辺りは真っ暗な状態。

そのまま、奥の部屋でPCを前に時間を潰していた午後7時頃。

がぁぁぁぁ~っ。

玄関先の自動ドアが開きました。

誰かお客さんかな?と、思って玄関まで行っても、誰もいません。

おろろ……

再び奥の部屋に戻ってPCの前に腰を下ろしたら、再び自動ドアが開きます。

何だよ、一体。

今度はスリッパのままで軒下まで出てみましたが、人影一つ見当たりません。

おい、おい……あのお寺、ちゃんと墓地まであるから、前まで行ったついでに、誰かついて来ちゃったのか(爆)。

などと、気味悪く思いましたが、その日は自動ドアが勝手に開く事はありませんでした。

因みに、そのお寺。

全面改装して、物凄く奇麗になり、お墓も通りに面した横の門から直接入る事ができる今風のモダンな集合墓地になっているのですが、数年前まではお寺の裏手にお墓が集まって、どこか田舎のうら寂れた墓地と云った佇まいを醸し出していて、お墓の裏の路地など夜歩くだけで物凄く気持ち悪かったのです。

勿論、空×ジ・Oが人一倍、小心者で気が弱い所為もあるのでしょうが。

しかし、その日以降。

火曜日、水曜日と、午後7時になると刻を告げるように、誰も居ないのにひとりでに自動ドアが開くようになりました。

外へ出ても、誰も見当たりません。

好い加減、気味が悪くなってきた木曜日の事です。

その日も、7時になると勝手に自動ドアが開き始めます。

そのまま様子を見に行くと、開いたドアの前で家の中を覗き込むようにしていた来客がありました。

↓ コイツです。



(この写真は、翌金曜日の日中に「あっ!このネコだ」と撮った写真)

野良猫は、その日に限ってドアが開いても、真っ直ぐに家の中に目を向けて座っています。

「なんだ。何時もこの時間に自動ドアが開くのはお前が原因か」

声を掛けても、猫は座ったままです。

「お~い。ネコぉ」

などと、空×ジ・Oが声を掛けて軒下に足を踏み出すと、猫は逃げ出してしまいました。

そのまま家の中に戻ったら、またしても自動ドアが開きます。

今度、顔を出した時は、猫は既に逃げていく途中でした。

何度も何度も、空×ジ・Oの方を振り返りながら去っていきます。

何がしたいんだ……あの猫。

と、猫の素振りが気になりながらも、月曜日から続いた妙な現象の原因が掴めて一安心です♪

で、空×ジ・Oなりに考えてみたのですが。

何故、野良猫が月曜日から毎日、時間を同じくして我が家の前にやってくるのだろうと。

そう云えば、月曜日はアノ怖い顔をした弟が家にやって来て、マサコさんを剪定していった日です。

それを真似て、空×ジ・Oも他の鉢たちをばっさりと選定。

我が家の前にある鉢植えたちは、アロエやサボテンなどトゲのある厄介なもの以外は全てが禿山状態。

そうか。

野良猫たち、この近辺には土があるところが少ないから、剪定されて鉢の中に身体を入れやすくなったのでトイレ代わりに使っているな……

空×ジ・Oは、こう結論付けました。

猫たちも用を足すところがないと困るだろうけれど、それでもあまり家の鉢をトイレに使用されては苗が傷んでしまうし、困ったなぁ……と、悩んでいた矢先。

翌金曜日の夜の事です。

ちょうど、『ちょび』助を相手に遊んでいた時に、自動ドアが開きました。

時刻はやはり午後7時です。

少々の事なら仕方がないが、あまり頻繁に家の鉢をトイレにされてもなぁ……と、思っていた所だったので、つい悪戯心が頭を擡げたお茶目な空×ジ・O(爆)。

『ちょび』助を抱いたままで開いた自動ドアへと向かいました。

はい……

猫も『ちょび』助もパニックです(爆)。

『ちょび』助は家の中に、野良猫は道の向こうへと、目を剥いて慌てて逃げ出しています。

ちょっと面白かった(コラ)。

そして、土曜日。

仕事で、近所の人とあって話をしていた時。

「最近は、この町内でもお葬式ばかりで疲れましたよ」

などと、会話に出てきました。

毎日、顔を合わせる町内の人でも、空×ジ・Oは集合住宅に済んでおり、集合住宅が一つの町内として機能しているので、直ぐ向かい側の人が亡くなっても、何の連絡も入りません。

勿論、お向かいの家なら直ぐ分かるのですが、入り組んだ路地の一本向こう側だったりすると、全く知らないままに見過ごしたりします。

四人に三人以上が65歳以上と云う、末期的超高齢化の様相を呈している町内。

今年に入って何人も亡くなったらしいのですが、その中に一本東の路地に済んでいる60を過ぎたばかりの女性が急死した、と云うものが含まれていました。

「ちょうど、一週間ほど前に告別式だったけれど、あの日は同じ日に告別式が重なって大変でしたよ」

などとその人は言っている。

亡くなった60過ぎの女性は、毎日のように顔を合わせていた。

普通に「おはようございます」と挨拶を交わすだけだったが、『ちょび』助の朝の散歩中、自分の家の向かい側にある空き家の前で野良猫たちに餌をやっていた女性だ。

生めよ増やせよと、近所の野良猫多発に一役買った、ママさん猫と巣立つ前の仔猫たちに朝夕の食事を用意していたオバサン。

我が家の近所は野良猫天国で、猫オバサンが沢山居るが、それぞれに担当が決まっている様子である。

暗黙の了解によってであろうか、オバサンたちの都合なのか、猫たちの間で協定が結ばれているのか、いつも野良猫たちは決まった猫オバサンから、決まった場所で餌を貰っている。

あ……

そう云えば、何時も定時に家の玄関先にきていた猫……

あの沢山の子供を生んだビッグママの仔猫の一匹に似ていたような……

トイレじゃなかったんだ。

トイレにも使用していたかもしれないけれどw

家の前の通りは、そんな時間になるとほとんどの店がシャッターを閉め、煌々と灯りが漏れているのは全面ウィンドウになっている我が家くらい。

薄暗い中で灯りを頼りに、餌をくれるおばさんが居なくなって、お腹をすかせてあの野良猫がやって来たのだと思うと……

空×ジ・Oが軒先に足を踏み出すまで、ずっと家の中を覗き込んでいた野良猫の行為も納得できるような……

うわぁ!

後味悪い(汗)。

悪気はなかったんだよぉ(汗・汗・汗)。

土曜日は、幾ら待っても自動ドアが開く事はなかった。

日曜日、7時ごろに買い物に出かけるついでに、家の周囲を歩き回ってみたが、あの野良猫の姿は見えなかった。

違う猫は居たけれど。

ううう……なんてぇ意地悪なことしてしまったんだろう。

とは云え、空×ジ・Oが猫オヂサンになる訳にもいかないしなぁ。

同居人たる『ちょび』助は猫大嫌いだから。

アイツは犬も大嫌いだが(爆)。

因みに、土曜日に話をしていた近所の人に尋ねたところ、あの謎の鐘の音は……

時間になると自動的になるようにテープがセットされているらしかった(爆)。

こんな、比較的街中である筈なのに田舎然とした空×ジ・Oの住んでいる所。

スズメにまざって、見たことないトリがいる世界です。

↑ 人様の賀状兼、引越し案内のマルパクリ(爆)。



↑ このトリも、我が家の真正面にある電線に止まっていた見たことないトリ。

携帯電話ではこれ以上寄る事が出来ないので、速攻で家に戻ってデジカメ片手に飛び出してみたら……

うぐぐ。

またしてもあのデジカメのヤツは上手く起動しない。

何とか作動可能な状態になった途端に、近くで工事をしているトラックが通ったので道を譲ったら……

トリさん、トラックの音に驚いて飛んで逃げてしまった。

見た目は鶯にも似ていたが、鶯の鳴き声なんぞ……聞いた事、ないゾ……



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まんまと

なんだか怪しい雰囲気で始まったこの章。
怪奇談かと思ったら、きちんと理由がありましたね(^_^;)
それにしても最近はお寺の鐘もテープ?
叙情がないというか、ありがたみが無いというか・・・うーん。
子猫は餌をもらえないと分かったら、また新しい餌主を求めて河岸を替えたかしら。
お腹を満たしてどこかで安眠できていますように。
~~~~~(m--)m(;゚0゚) トッ、トリツカレタ!
こんにちは、Baroncia様。

ふふふふふ♪
怪奇談などとw
この世に不思議な事など、何一つないのですよ。

な~んて、一度は言ってみたい台詞です。
根っからの怖がりですから。

猫、今日も定時にやって来ましたw
冷たい雨が降っていたので、せめて軒先で雨宿りすれば良いのに、自動ドアが開いた途端に、逃げて行ったみたいです。

だあああああ(ToT)

クロシッポちゃんがかわいそうだああああ(>_<) ・・・だけど、ね? 猫って賢いでしょ。ご飯もらったことがなくたって、見込み客の居場所がわかっちゃうんですよ♪

このトリは、さすがに見えないなあ(爆) 鶯に似ていたんなら、ジョウビタキかカワラヒワあたりじゃないんですか。
(=TェT=)ぅわ~ん
こんにちは、なおこ様。

ほうほう、これからこの猫は「クロシッポ」と呼ぶことにします。
今日も午後7時に自動ドアが開きました。
外は冷たく激しい雨が降っています。
ドアが開いた御蔭で、雨の中を逃げ出して行きました。
可哀相に。
でも、餌でもやって家の前に居つかれると『ちょび』助が大変な事になりそうw

ジョウビタキかカワラヒワ……
どちらも、聞いた事ないトリさんです。
って言うか、何でそんなに詳しいんですか(爆)。

見たことなしトリはいても

うちのほうは新幹線も特急も急行も停まりませんし小倉抹茶スパゲッティもありません。あの店のサボテンピラフが気になっています。
\Σ^)/=3 火の鳥ぃ~♪
こんにちは、ヤガメ@賀状引越通知犯様。

って、普通にヤガメ様ではダメなのかw
それを云うなら、我が家の最寄り駅も地下鉄だけですw

小倉抹茶スパゲッティがある喫茶店は遠いです。
あの店のサボテンピラフに使用しているサボテン……大きくなり過ぎて手に負えなくなった家の鉢植えのサボテンと同じ種類っぽいのですが……
って、サボテンピラフが気になるって(汗)。
一度、挑戦して感想でも書いてみようかな♪
極悪甘口メニューよりは食べやすいかもw
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空×ジ・O
性別:
男性
職業:
おやぢ
趣味:
昼寝
自己紹介:
引き籠もりオヤヂです。

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御世話になっています♪『ちょび』助の頁だけは御世話してやってるんですが(爆)。
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