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課題が見出される底辺

言いたい放題! 遣りたい放題! 上を見上げりゃきりがない、下を見たなら後がない。

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吾輩は『ちょび』助である。

暗い所は苦手なので、夜の散歩は余り好きではない『ちょび』助である。

地球温暖化が原因で、最近は気候がおかしいと良く耳にする。

おかしいのは気候ばかりぢゃなく、人の行動にも表れている。

正しく奇行。

吾輩が住んでいる近所には、数多猫オバサンが居る。

吾輩は遠くまで散歩に行くのが嫌いだから、町内は半周するだけだが、それでも散歩コースには6カ所ほどの猫の餌場がある。猫もオバサンたちも自分たちのテリトリーがあって、其処で餌をやったり貰ったりしている様子だ。

御陰で町内は産めや増やせの野良猫天国。

どの猫も、飼い猫以上に丸々と太っている。

誰も彼も皆、顔見知りの御近所さんである猫オバサンたち。

その中に、一人だけ知らない顔の猫オバサンが居る。

何時も自転車でやって来ては方々で猫に餌を与えている、眼鏡を掛けた初老に差し掛かった細いオバサンだ。

何をやっている人だろう。

何処に住んでいる人だろう。

このオバサン、自転車に何時も色々な荷物を載せている。

猫の餌だけではなく、様々な園芸道具を一緒に運んで自転車で何処からともなくやって来る。

写真を見れば分かるとおり、家の近所の歩道は結構広い。

車道と歩道の境だけではなく、歩道にも街路樹が植えてあり道を分断している。



車道側の道は自転車専用の道らしいが・・・アイデアは兎に角、市のPRが全く行き届いていない為、自転車に乗る人は全然知らずに、歩行者用の道しか走ってないが(爆)。

この街路樹が植えてある場所には、四季折々の花が植えられている。

交差点の向こうから、このような携帯の歩道が延々と続いているが、町内の街路樹に色々な花を植えているのは、その自転車でやって来る見知らぬ猫オバサンだ。

方々で猫に餌を与えては、植えた花の面倒を見ている。

たまに「花を引かないで下さい」(これは植えてある花を持って行かないで下さい。と云う意味だろうか?)などと、厚紙に書いた物を割り箸で挟んで立ててあったりする。

そんな風景を自称・飼い主はよく目にしていたが、ある日の夜、吾輩の散歩中に件のオバサンがスコップで土を掘っている場面に出会した。

吾輩がオバサンから少し離れた場所で、くんくんと土の匂いを嗅いでいたら・・・。

「ぐばばばぁぁぁ!」

と云う叫び声が聞こえてきた。

小心者の自称・飼い主は何事かと身を固くしている。

「ぐおらぁ!犬!いぬ!イヌ!」

目を血走らせたオバサンが物凄い剣幕で此方にやってきた。

本当は「こら!犬!いぬ!イヌ」と叫んでいたのだろうが、此処は某Iソラ様的演出効果。

大切にしている花を吾輩が掘ったり荒らしたりするとでも思っているのだろうか?

「そんな所でション便させたら花が痛む」

と、オバサンは怒っている

そう云えば、今はもう引っ越してしまったが、吾輩の住む集合住宅の上の階に住んでいたカレー屋のオヤヂさんが、犬の散歩中有にこのオバサンとよくトラブルを起こしていたらしいが・・・原因はこれか・・・。

「自分の敷地内でもないのに勝手に色々なモノを植えて」とオヂサンは怒っていたが、その時は別にそんなことで怒らなくても・・・と、思っていたが・・・。

それだけでなく、この人は飲食店の前で猫に餌をやったりして、店の人とトラブルを起こしたりを頻発している名物オバサンだ。

ちょっと、変な人疑惑や普通の精神状態ぢゃない的噂も後を絶たない。飽くまで口さがない噂話であるが。

別に・・・花の香りを嗅いだだけで何故、吾輩がオバサンに叱られなければならないのか・・・まだ、オシッコかけた訳ぢゃなし、そう云うことだけには、自称・飼い主も気を付けているのに・・・。

流石に典型的小心者にしてヘタレオヤヂの自称・飼い主も何か言いたそうにオバサンの顔を睨み付けたが・・・。

このヲトコは自分の云いたいことを何一つ云えない情け無いヲトコである。

しかもオバサンの目つきが普通ぢゃない。

自分の好きなモノ。

自分が愛しているモノしか映っていない目つき。

どことなく虚ろで、自分に感心のある物以外は全く目に入らない、と云った空虚な瞳。

その目は、文句を言っている自称・飼い主や吾輩を見据えているようでも、視線は全く違う方向に向けられている。

自称・飼い主はオバサンに何一つ言葉を返す訳でもなく、へらへらと愛想笑いを浮かべながら、吾輩を抱き上げると、叱られるままにその場を立ち去った。

もぉ。

もぉ・・・。

ほんとぉ~~~~に。

情け無い飼い主である。


大体、そんな大切な花を何時も荒らしているのは、オバサンが可愛がって餌を与え続けている野良猫ぢゃないのか??

きっと、散歩中に吾輩が大型犬やゴジラやガメラに襲われたら、吾輩を盾に自分だけとっとと逃げ出すタイプだな、このヲトコは。

そして、先日。

またしても散歩中にこのオバサンと出逢ってしまった。

自称・飼い主はよく外出中に見かけるらしいが、なるべくなら吾輩との散歩中にオバサンとは会いたくない様子だった。

「あっちゃぁ~。今日はこんな時間にいるよ・・・オバサン」

オバサンがしゃがみながら土をいじっている。自称・飼い主が厭そうに進行方向へ足を進めている。

吾輩たちに気が付いたの猫オバサンと自称・飼い主の視線が交差する。

絡み合う視線と視線。

そして生まれる恋の花

んな分けない!!!

自称・飼い主は完全に怯んでいる。

何とかオバサンを遣り過ごそうとする。

が、オバサンは吾輩を目に留めると。

「わぁ♪ 可愛いわんちゃん。おいでおいで」

と、吾輩を手招いている。

ヲイヲイヲイ!

「お利口そうなわんちゃん」

オバサンは次から次へと親しそうに話しかけてくる。

可愛いとかお利口そう・・・確かに吾輩、自分でそれを否定はしないが・・・

暫く会話をすると、自称・飼い主は吾輩を連れて逃げ去るようにその場を立ち去った。

うん・・・。

何なんだろう。このオバサンの態度の違いは。

感情の起伏が激しすぎる。

前回会った時の事なんて全然覚えていない様子だ。

前回は余程、虫の居所が悪かったのか。

それともその日は、物凄く御機嫌だったのか。

人間は不思議だ。

その時の感情によって全く別人のような態度を取る。

気分が悪い時は、自分が損をする事が分かっていながら、関係ない人にまでその時の気分を態度で示してしまう。

変わらないのは、何時どんな時でも小心者ぶりを発揮する、自称・飼い主のヘタレっぷりだけだ。

その後、オバサンの姿を何度も目にしたが。

毎日、同じ所を自転車で通い親しい人も増えてきた様子だ。

花の世話をしたり、猫に餌をやっているオバサンと親しげに会話を交わす人も幾人か居る。

反対に、オバサンが側を通るだけで顔を顰めたり、冷たい視線を浴びせる人たちも数多くいる。

少なくとも、何時も人の顔色ばかり伺っている自称・飼い主には絶対に出来ない生き方だろう。

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別人?

だったのではないでしょうか。 オバサン。

双子説は別として
ハイルとジキル?
夜と昼で顔がチガウとか・・・

しかし、おしっこかけると花が痛むかぁ・・・。
立ちション防止のコピーに使えそうです☆

ネコババ

私の自宅の近所にはいませんが、弊社の近所には「ゴミババ」がおりまして、
ゴミの集積所を見張っていて、少しでも分別がなされてなかったり、
ゴミシールが貼られていない企業のゴミを発見すると恐ろしい勢いで怒ります。
まあ、弊社は隣の美女がゴミ分別にうるさいので大丈夫ですが。
地球には優しく近所には厳しいです。

猫の方が花壇にオシッコをしそうですが、それはネコババ的にはオッケーなのでしょうか?

猫被り

こんにちは、Baroncia様。

同一人物ですよ、オバサン。
ちょっと、変わった人みたいです。

猫を被っているうちは普通の人ですが。

立ちション防止のコピーかぁ・・・。
子供の頃はミミズにかけると大変なことになる。と言われましたが、最近では聞かないなぁ。

コピーと言えば、講習に行く多摩川の会館のトイレ。立って用を済ます男性用の便器一つ一つの横に。
『貴方のものは、貴方が思っているほど大きくありません。もう一歩前にお進み下さい』
とか張り紙がしてあった。

いつの間にかなくなってましたけどw

猫騙し。

こんにちは、新人編集者様。

うわぁ・・・居ますよねぇ。ゴミババとかゴミジジ。
言ってる事は間違いじゃないですけれど、そんな鬼の首取ったような態度しなくとも・・・と、思います。
得てして、自分に対する厳しさと他者に対する厳しさは反比例するもの?

因みに、うちのオンボロ集合住宅は160軒ほど入っていますので、資源ゴミの時など収集場に前夜からホーム●スの人が張り付いています。分別しようとすると、早い者勝ちなのか「良いですよ、此方で分別しておきます」と、袋を出すのを待ち構えています。
何気に便利(コラ)。

でも、そんな怖い「ゴミババ」も新人編集者様に対して文句を言う度胸があるのでしょうか?きっと「パン」と手を打って編集者様がちょっと怯んだ隙に息せき切って逃げ出すような・・・一度、わざと試してみては?

自分が餌をやっている野良猫は、自分の飼い猫同様。自分が植えている花は自分の物だから、ネコババ的にはうちの子がやることはオッケーなのでしょう。

無題

不思議な・・・と言うか、ちょっと怖いオバサンですね(汗)
避けて通りたくなる気持ち、判ります。。。

街路樹にお花を植えたりして、季節や季節の草花を愛でる気持ちがあるはずのオバサンなのにな。
なんか、こうゆう方には温厚なイメージがあるんですけどね・・・。

前回は虫の居所が、めっっっっっちゃくちゃ悪かったのかしら、ねぇ?(^^;;

無題

こんにちは、BooBear♪様。

ちょっと変わったオバサンですw
四季折々の花を植えても自分が楽しみたいだけ、と云う感じがします。

花や猫、犬などは大好きなのに人間は大嫌い!ってオバサンはよく見かけます。
人に対しては物凄く根性悪なのに、ペットや花は猫可愛がりするオバサン。
子供なんか大嫌い(爆)。
子供が側を走るだけで「うるせぇ!」とか言って怒ってます。

気候の変化は温暖化の影響でしょうが、奇行の変化は関係あるんでしょうかw

うんこは

肥料になるんだからおしっこも花にとっては「おいしい水」・・じゃないの?
おばさん所有の花壇っていっぱいありそうだから、実験すればいいのに。
水とおしっこの花の育ち方の違い。

うこんは

こんにちは、わさび様。

いきなりコメントのタイトル観たら「うんこは」って・・・焦りました(爆)。
オシッコは花には良くないでしょう、多分。
それでも、我が家の鉢植えは野良猫のトイレになっていても花たちは元気かw

因みに初めて「ウコンの力」というCMを見て「なんだこれ、うんこの力って、こんなCM誰も止めなかったのか」と大声で笑ってました・・・夜の食事に出掛けた先で・・・。
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御世話になっています♪『ちょび』助の頁だけは御世話してやってるんですが(爆)。
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