異呆人。 2007/08/05 (Sun)

今日は一日、何の予定もない日曜日。

８時半頃、のんびりと布団から出て初めて新しい鬼太郎見て、その後は部屋の掃除。

何せ、二頭の犬と一緒に寝ているため、布団も絨毯も部屋中が恐ろしいほど抜け毛に蹂躙されている。

朝、起きて「おや？今日は頭がフサフサしている」と、思った時など、よくよく見れば犬の毛がびっしり。

窓から布団を出してエチケットブラシで丁寧に毛を取り除く。

絨毯も掃除機では役に立たないため、思いっきり掃除機でゴシゴシ吸った後にエチケットブラシで再び掃除。

綺麗になったから気持ちが良いのか・・・いきなり『ちょび』助の野郎が、掃除したばかりの絨毯や布団の上に乗って身体をゴシゴシ擦り付けている・・・。

ヲイヲイ。

まぁ・・・言っても、聞くわけ無いから・・・諦めるしかないが・・・。

腹立つやっちゃなぁ・・・。

昼からは、家の田舎最大の繁華街サカエに出掛ける。

県美術館で開催されている「２０世紀の森」展を見に行こうと思ったからである。

が、地下鉄の栄駅に到着したら、構内は恐ろしいまでの混み具合。

身動き一つ取れはしない。

幾ら何でも・・・これは異常だろう・・・と、思ったら・・・１２時５５分頃に地下鉄で人身事故があり、大幅にダイヤが乱れているらしい。

街の中心部を平行して走っている、我が家の最寄り駅の路線は普段と殆ど変わりない混み具合だったのにｗ

が・・・

地下街を出ても、外は物凄い人集り。

元々、この繁華街近辺は空×ジ・Ｏの貧困な想像力では追いつけない程の奇抜な格好をした若者ばかりが集まる場所なので、と苦手意識は持っているのだが・・・。

まるで、自分一人が街中の平均年齢を大幅に上げていると錯覚するくらいの違和感や、周囲の格好が新し過ぎて、何だか普通の服を着ている（←此処強調）オヂサン（←此処は強調せず）が一人で歩いていると、誰も見ていないのに、何気に自分だけが浮いて目立ってしまう・・・と云う意識を強制的に植え付けられてしまう。

が・・・

今日は特にそれが顕著だった。

と云うか、何だか普段とはまるで漂っている空気が違う。

何時もとは異質な人たちが大勢屯している。

まるで、オヂサンの目から見ると皆、宇宙人のようである。

嗚呼・・・一体、何時まで自分は異邦人でなければならないのだろう・・・。

気後れして、先に買い物に行く事にする（爆）。

「２０世紀の森」展など、普段の県美術館の企画から比べると絶対に集客力なさそうなのに（コラ）。

何か、オアシスでイベントでもあるのだろうか？



↑オアシス２１。
地下広場に地上二階の公園に地上１４メートルの硝子の遊歩道がある場所。
何処を如何見ても美術館には見えない（爆）。美術館はその隣。

百貨店に寄ったついでに、此処で散々プロの人と、言われてきた弟の経営している店に寄る。

弟に聞いた話だと、今日はオアシスで「世界こすぷれさみつと」なるイベントがあるらしい。

数年前からやっているとは聞いていたが・・・あれはＯ～ＳＵ界隈でやっているモノだとばかり思っていた。

空×ジ・Ｏとは別世界・・・と云うより異次元の人たちの集いみたいだ。

まぁ・・・近づかない方が良さそうｗ

と、云う事で弟の店を出て、予定を変更し百貨店でポスターを目にした「福田平八郎展」を覗いてみる事にする。

此方の方が近かったし。

絵には「平八郎」とサインがあるが、別に蜻蛉切りを振り回しているわけではない。

写実的な絵を見ても上下の区別すらつかない空×ジ・Ｏには結構、作者のコメントが添えられている絵が多くて、何が書きたかったのかとか、その絵の見所などが分かり易かったが、自分の作品を饒舌に説明する作者も・・・。

空×ジ・Ｏのようなゲ～ジツにはとんと疎い人間にはその方がよいのだろうが・・・。

その後、買い物を済ませる為に方々をうろちょろ。

最後に買い物をした百貨店がオアシスと斜向かいだったので、地下鉄の駅に入る前に興味本位で少しだけ近寄ってみる。

何だか、盛り上がっている。

記念写真を方々で撮っている。

ぐへ？

此方にカメラを向けるな！

空×ジ・Ｏはこんな頭しているが、これは好きでやっているに過ぎない。

人目を気にしないからこんな格好をしているに過ぎない。

俺は見た目はこんなだが、別にコスプレしているわけではないぞ！

特にエイリアン系に・・・。

・・・人様から見ると・・・空×ジ・Ｏは普段から彼らの晴れ舞台並みの普通ぢゃない格好してるのか・・・（大汗）。

実際はカメラが此方を向いただけで被写体が空×ジ・Ｏな分けはないのだがｗ

公園内に数歩足を踏み入れただけで、とてもぢゃないが退却魂を炸裂させる。

まぁ、人混み大嫌い人間の自分は、これだけ凄い人出ではでろくに入る気もしないけれど。

後で知ったが、サミットはまだ始まっていなかったらしい。

兎に角、速攻で自宅に戻り荷物だけ置いて、今度はにゃ～ごや駅へ。

「河童のクゥと夏休み」を見てくる。

最終上映に間に合った♪



映画館に入る時、クゥのうまい棒・・・貰ったｗ

館内は若いあべつくばかり。

と云うか、其処の劇場は７～８０名定員の小さな劇場だが、チケットを購入した順番に劇場入りする。

一番最初にチケットを買った気合いの入ったお兄ちゃんと自分以外・・・後は全部、若いあべつくだった。

不思議な事に、この手の映画特有の方々やちびっ子の姿が全く見当たらない。

子供連れの姿が無いのは時間的な理由からだからなのだろうか？

どちらにしてもアニメ映画で独特の雰囲気を放つ人たちや子供がいないと、興行的に如何なモノだろうか。

だから、いきなり一日三回の上映、それもこんな小さな劇場で・・・となるのだろう。

因みに、家の近所のシネコンでは大きな劇場は原作読んでないから全然面白くない「ハリボテ」シリーズと、見る人のＩＱを確実に低下させるあっかんベェ監督の「とらんすふおぉまぁ」が軒を並べて上映されている。

空×ジ・Ｏ的に、非常に面白くない潮流だ。

しつこい予告やＣＭも殆ど無かったのに、７時からの上映で終わったのは９時半。

長い割に丁寧に作られていた良心的な佳作映画。

昨年、しつこい程に話題になった「なんちゃら戦記」や金に物を言わせて宣伝しまくった「ぶれいぶなんとか」よりは余程好意的な印象を受けたが・・・残念だけど、コケるんだろうな・・・こういう映画は・・・。

見終わって喫煙所で一服してから帰ろうとしたら、其処には同じ映画を見終わった二組のあべつくと、一番のお兄ちゃんが居た。

一番のお兄ちゃん。

最初に劇場に入った割に、一番後ろの一番端に座っていたが、スラリとしたヲトコ前である。

格好は・・・格好良いが、昔のメタルでもやってそうな格好。

もしかしたら、みゅぅぢしゃんかこの手の映画の業界人等と言われても納得してしまいそうな印象。

以前、弟の店で一度会ったみゅぅぢしゃん兼右近横道之介やどぜうとうなぎの某Ｇ様オーラを全身から放っている。

ちょっと怖そうな印象だったが、そのお兄ちゃんが「感動しましたね」等と、いきなり話しかけてきた。
　
気弱で、小心で、典型的人見知りの空×ジ・Ｏ・・・映画館で煙草吸っていて人に話しかけられた事なんてないのに・・・。

ちょっと吃驚。

話していたら礼儀正しいお兄ちゃんだったが。

で、劇場を出たら息せき切ってまっしぐらに帰宅。

よくよく考えたら・・・犬たちの餌をやっていなかった・・・。

『ちょび』助の奴・・・何か八つ当たりでもしていないだろうか？

帰って顔を合わせたら、奴は今や無用の長物と化したペット用のトイレに入り込んで小さくなって出てこない。

一体今度は何をやらかしたぁ！！

だが、悪戯をされている気配は見当たらない。

空×ジ・Ｏが気が付いていないだけかも知れないが・・・。

それでも帰ってからずっと、『ちょび』助の奴は気味が悪い程大人しい。

不気味だ・・・。

不気味過ぎる・・・。