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ネタがないので最近観た映画その7・・・しっこい!
いい加減にしろ!とか言われそうw
クワイエットルームにようこそ
一時期、全く姿を見せなかった往年のアイドル「内田有紀」が主演し、その熱演ぶりが雑誌などで取りあげられていた。
個人的に、アイドルやアイドル上がりの役者が主演を張る映画は滅多に観ない。
が、劇場のCMで、SE~SIN病院が舞台になると知って興味を持った映画。
駆け出しライターとして忙しい毎日を送っていた内田有紀がある日、目覚めたら閉鎖病棟へ隔離され拘束されていた。
うん。
SFとかカフカの作品にありがちな不条理ドラマっぽい導入。
でも、内容は全く違った。
内田有紀が外の世界での自らの行いを思い出していく内に、何故SE~SIN病院に隔離されていたかが次第に明らかになるが、実際には映画はコメディとして作られている。
空×ジ・Oはあまり笑えなかったけど(爆)。
でも、劇場で隣に座っていた母娘のお母さんの方は最初から最後まで大笑いだった。
・・・娘さんは10代半ば・・・お母さんは多分、空×ジ・Oより少し若い?
その割に、娘さんは無表情のまま。年代的に空×ジ・O世代に受けるのか?自分は笑えなかったけど。
でも、最初に内田有紀を診たSE~SIN科の医師が、エヴァンゲリヲンの監督・庵野秀明だった時には笑った・・・違う意味で。
お前、立場が逆だろう?と(殴)。
評判の高かった内田有紀の演技は・・・如何なんだろう??
庵野秀明とか、りょう、平岩紙、と云った序盤に出てくるメンバーは、存在それ自体が歪な世界を上手く表現しているし、中盤から絡み出す蒼井優の本当にガリガリに痩せて役作りに挑んだ役者魂(『ちょび』助も少しは見習って欲しいダイエットぶり)とか大竹しのぶの嫌らしいまでの存在感ばかりが目立っている。
その意味で、この監督は俳優の個性を活かしたキャラクターを創り出しているのかも知れない。
個人的には笑いどころが合わなかったけれど、それは多分・・・此処の訪問者が並のコメディ以上に個性的でそれに慣れてしまっているため?(超小声)
娯楽作品としては秀逸な映画です。
例えば、延々と内田有紀や他の患者たちと「恋のフーガ」を踊らせる場面などは、昔、内田有紀がCMで踊っていたのを彷彿とさせるし、彼女が尿道カテーテルから排尿するシーンなどは、アイドル時代では絶対に考えられないシーン。
・・・その時、自分はそれを始末する為にしゃがんだ、りょうの必要以上に微妙なアングルから撮られた脚線美に夢中だったが(ヲイ)。
うん・・・良いなぁ。りょう。ステンレスで出来た冷たいヲンナ。憧れる。最後の最後で実は暖かみのある人ぢゃん!的シーンがあったけど。
それに顔も怖いけどw
側に居るだけで怖そうだけどw
何より、平岩紙演じる看護師が良い味を出している。
患者たちに率先して、と云うか。患者たちを巻き込んでの此方側と彼方側の境界線を曖昧にさせる悪ふざけ。
居るんだよなぁ(笑)。紙一重の所でふざけている変人。
病院側の面々も、患者側の人たちも、それぞれの言い分があり、それぞれが何処かいびつに歪んでいる。
彼らを此方と彼方に分かつ境界線とは?
その違いとは一体何処にあるのだろう?
などと、勝手な思いにふけったりしているからコメディを観て素直に笑えないのかも知れない。
我ながら嫌な性格かも?
因みに、内田有紀が皆の前で上半身裸になるシーンがある。
勿論、スクリーンには肩から上と後ろからのアングルしか映っていないが、それを見て発せられる「胸の形キレイだったよ」の台詞は、笑うべきシーンなのだろうか。
アイドル時代から、彼女の胸の事に関しては口にしてはいけなかった筈だがw
何より、悪意や偏見によってこう云った題材がタブー視される今の日本で、SE~SIN病院をコメディとして取りあげ、十分に楽しめる娯楽映画を作り上げたセンスと勇気は拍手ものかも。
暇つぶしに公式サイトのスペシャルをクリックしてクワイエット指数とタイプを占ってみた。
http://www.quietroom-movie.com/
クワイエット指数は10%
タイプはミキだった。
別に、如何でも良いけど(爆)。
ホステル2
R-18映画。
前作でたった一人生き延びた青年の末路を導入部として始まる。
別に本編にはあまり関係ないが(爆)。
前作は被害者側だけに焦点を当てていたが、今回は殺人者側の描写を細かに描かれていてバランスの良い作品となっている。
前半は相当に大人しめの展開だが、上手く世界観を表現している。
最初に美術学生の主人公たちが、男性をモデルに絵を描いている時、全裸のモデルのモザイクが掛かっていなかった!
おお! 流石R-18映画!!
と思ったが・・・R-18でも良いのか?これ??
映画の芸術性を貶めないよう、モザイクなしは相当前から存在したが。そう言う映画ぢゃない・・・とおもう。この映画はw
主人公とその友人、ちょっと変わった子。
その三人が旅行に行くのに、絵のモデルとなった女性が加わり(この女性は設定だけで脱いでない・・・チッ!)四人で旅することになったが、列車内のトラブルで急遽、行く先をモデルの薦める地へと変更する。
そこで宿泊するホテルで、彼女たちのパスポート写真がスキャンされ世界中に配信されてしまう。
拷問殺人組織「エリート・ハンティング」の会員たちが競りを行うのである。
競り落としたのが、多分「デスパレードな妻たち」で人気を博したあのヲトコ二人。
その一人ロジャー・バートが、朝食時に妻や子供たちが食事をした後片付けをして出勤すると云うファーストシーン。好きだw
そして、組織に一人、また一人と捕まって拷問の挙げ句に殺されてしまう旅行者たち(主人公一行以外にも大勢捕まっている)。
が・・・この映画はホラーであることを完全に放棄している。
それは良い。
それは良いのだが・・・。
主人公一行で、全裸のまま逆さづりにされ、延々と続く拷問の中で殺されるのは、ちょっと変わった子のみ。
うん。
この子が肌を顕わにしてもなぁ・・・。
45回もの撮り直しで、裸のまま吊され続けた役者魂とか、熱演。と、言われても・・・。
この子がこれなら・・・超美人の主人公のお友達とか、主人公とか、彼女たちを罠にはめた美人のモデルさんとか・・・と、わくわくして観ていたら・・・(ヲイ!)。
裸どころかパンツ一つ見せないんでやんの・・・他のメンバー!!!
ふん!
これはそう云う映画ぢゃないもんね。ざまあみろ!
と云う、制作者側の笑い声が聞こえてくるようだ。
娯楽作品としては失格(爆)!
でも、不思議な映画である。
スプラッタでもなく、見たくもないこの裸を晒しておいて他は脱がず、他シーンでも残酷描写もあるにはあるが、R-18にしては大人しめ。しかも、観客に極力見せない。
あれか?
R-18指定になったのはモザイクなしだからか?
最初の男性モデルと、ラストで反撃に出た主人公がデスパレードの片割れのオチ○チンを鋏で挟んで、組織の親玉と直接交渉して、最後にはちょん切っちゃうシーン(このシーンはモザイクの確認をしていなかったが、多分なかったと思う)。
因みに、主人公たちを競り落としたデスパレードコンビ。
「戦争でもない限り、こんな事でもしないと人は殺せない。人を殺すことで俺はもっと強い新しいステップに進むんだ!」と息巻いて、手も足も出ない状態の超美人の主人公の友人を拷問したマッチョで大口を叩いてばかり居るヲトコ前の方は、一皮むけば威張ってばかりのへたれ者。
嫌々、大口叩く相棒に連れてこられ、最後まで人を殺すことに抵抗を覚えていた、気弱で小心で周囲の顔色ばかり見て、奥さんに頭の上がらないヲトコが、その劣等感から残虐性に目覚めると豹変する。
それを「デスパレードな妻たち」の男性コンビに演じさせる意図は・・・表向き亜米利加の典型とも言える二つのタイプの男性描いた後に内面をはがして、それを逆転させる。
思いっきり亜米利加の価値観とか思考をブラックジョークで笑い飛ばしていないかw
などと云う、見方をすると全く別の映画に見えてくるこの作品。
ホラーとかスプラッタ。残酷映画と云う売り込みで極限られた人たちしか観に行かないだろうから、損をしている映画かも知れない。
因みに、元ネタになったのはタイで実際に行われているという「殺人人身売買」の都市伝説。
お金さえ出せば、人を殺すスリルを味わえる。
と云う都市伝説があるらしい。
この場合、犠牲者たちは厳しい貧困にあえぎ、家族たちのために自らの命をお金に換えるらしい。
何だかなぁ・・・。
それにしても、SE~SIN病院を舞台にコメディ映画作ったり、モザイク取っ払ったり。
急速に言葉狩りが進む昨今だが、その反面、次々と破られていくタブーもある。
のかな???
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