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ネタがないので、最近観た映画。
書く事がない時には、映画のことでも取り上げれば良いが完全に定番になってきた今日、この頃。
最近観た映画なら、手持ちのカードには困らないw
グッド・シェパード
CIAの誕生と暗躍をMr.CIAとまで呼ばれるに至った独りの男の半生を通して描いた力作。
やるぢゃないか! 凄いぞ!ロバート・デ・ニーロ監督。
カストロの台頭で亜米利加にとって喉元に刃を突き付けられる形となったキューバ。
そのキューバのピックス湾上陸作戦を失敗に至らしめた情報漏洩事件、主人公の元に送られてきた謎の録音テープと写真。
この二つを軸として、1940年代と1960年代(映画の上では現在)を交互に描いていくことで謎を解明していく。
淡々と進行する過去と現在、過去が現在に追いつき、この二つが交わり一つになった時、物語の全体像が現れ、登場人物一人一人の人間像が見事に浮かび上がってくる脚本は恐ろしいまでに素晴らしい。
実際、秘密を漏らした犯人は途中で見当が付くのだが、それすらも逆手にとってKGBが主人公を追い込む手段の一つとして描かれている点など、唖然呆然とされられる秀逸なストーリー。
キューバ問題や当時の社会情勢をあまり知らなくても、要領良くストーリーの中で説明されており、すんなりスクリーンに入っていくことが出来る。
勿論、一番のテーマとなっているのは主人公とその父親、主人公と一人息子。一見、同じような関係でありながらラストで全く相反する展開を見せ、観客が予想した以上の深い悲劇的人間ドラマへと展開していく。
自殺した父親。その遺書を、父親の名誉の為に未開封のまま隠し持ち、ずっと大切に保管していた主人公。
自分の父親とは違った関係を築き上げた主人公と息子が、同じような事態に陥った時、主人公は息子に如何対処したのか?
汚名を浴び自らの命を絶ちながらも、人と人との信頼を最も重視する事を遺書を通して息子に託した父親。
仕事柄、人を信じるなと息子に教え込んだが故に、息子は自らを袋小路に追い詰め、果ては主人公までも追い込む結果となってしまう。
そして、息子の結婚式当日。式場で主人公親子三人が待ち受ける中、花嫁は純白の衣装と共に中空を舞う。
ラストで父親の遺書を読む主人公。
父親の遺書を最初に見付け、それを開封することなく最後になって提示することで、何もかもが遅すぎたことを主人を通して観客に突き付ける。
或る意味、救いのない結末である。
遺書を読み終えた後、無言のままそれに火をつけて燃やすシーンの重厚さはどんな煌びやかな映画や派手なシーンよりも圧倒された。
あの時の主人公の心情を、安っぽいお涙頂戴映画やあざとい演出ばかりして興行収入がどれだけ上がったか声高に叫ぶあ~んな映画やこ~んな映画の関係者に見せてやりたいくらいである。
多分、自分よりずっと深い所まで読み取って間違いなく見ているであろうが(爆)。
ラストシーン。上司の弱みさえも握り、キューバ危機から冷戦を戦い続け、Mr.CIAとまで呼ばれた一人の男の後ろ姿から映画を観ている自分たちは一体何を感じ取ったのだろうか。
そう言えば、若い頃に女性問題で大きな心の瑕を負い、それを家庭崩壊や諜報活動のハニートラップに展開させる辺りも巧みな演出。諜報機関の様々な連絡方法なども面白かったし。
長い映画だが、無駄がない演出とはきっとこういう映画を云うのだろう。後で考えると散りばめられた伏線の巧みさに驚かされる。
一国の大事と個人の幸せを幾重にも織り込んだ骨太の構成は本当に素晴らしい。
もしかしたら、今年一番の拾い物だったかも知れない、この映画。
但し、問題が一つだけある。
空席ばかりの館内で、空×ジ・Oの隣に座っていたヲヂサンは上映開始から一時間も経過しないうちに、大鼾をかいて爆睡していた。
映画が終わるまで。
自分も劇場に足を運んで、気合いを入れていたから十分に楽しめたが、たとえばこれが我が家でTVを見ている時やDVDなどで茶の間(家にはそんな洒落たものなどないがw)で見ていたら・・・絶対に最期まで見る根気も集中力もなかっただろう。
本当に重厚で落ち着いた雰囲気は良いのだが、淡々として進むストーリーは全然派手なシーンが全くない。
それでいて三時間もの長尺映画である。
嵌れば、三時間の間、飽きることはないが集中力が続かなければ・・・ひたすら眠たい映画。
寝るしか、することのない映画。
寝るな!寝ちゃ駄目だ!
これほど見応えのある映画とは、そうそう巡り逢えるものぢゃないんだから(爆)。
でも、空×ジ・Oも一杯引っかけたりして観に行っていたら・・・きっと、熟睡していたことだろうw
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無題
淡々としたストーリーで3時間は眠くなっちゃいますね(苦笑)
最近ちょっと忙しくて、映画館にも行けてないですー。
そろそろお正月映画のCMを見かけるようになりましたよね~。
とりあえず、今公開中のバイオハザード3は見に行かねば!!
↓ちょび助君、体重二桁ですかΣ(・ω・ノ)ノ
ダックスちゃんは胴が長い分、ヘルニアとかになっちゃう子も多いみたいなので、
頑張ってダイエットさせてあげてくださいね!
ちょび助君、お外は怖くないよ~~!沢山お散歩して、楽しくやせようね♪♪
眠気との勝負。
最近は仕事も忙しそうですし、来年はBooBear様イヤーですからw
バイオハザード3近々観に行く予定です。
『ちょび』助は、既に大きくなりすぎて相当腰に負担が掛かっている様子です。
年をとったら椎間板ヘルニアは必至!
今のうちから、ダイエットして腰の負担を減らさないといけませんw
散歩は嫌いだし(でも、連れて行けと五月蠅くは吠える)、食欲は旺盛だし・・・困った奴ですw
私が
あれ以来、パイレーツオブカリビアンには興味がわかない私です。
それにしても映画館で映画をたくさん観てる空様はお金持ちですね。
1800円も払えないよ~。
自分が
高級ワインを鱈腹飲んでフワフワの特別指定席にゆったりと腰掛けていたら、どんな映画見ていても自分だって寝てしまう事でしょう。
一回、飲みに行く事を思えば、休みの日の夜くらい1800円払うのは何とかなりそうですw
・・・空×ジ・Oが足を踏み入れた事もないような高級店に足繁く通って、最新式家電製品に囲まれた新人編集者様にそんな事言われても・・・(爆)。
殆ど命脈が絶ちきられそうな実質フリーター状態の我が店。潰れたら出勤時間が自由な某出版社に拾って貰おうか(殴)。
でも、文章書くのは大嫌いだし、苦手だし、お酒に弱いし、酔っぱらって木登りしたり、ペコちゃん人形に話しかけたり、「記憶にない」を連発したり、電車の椅子で横になったり、偶然隣り合わせた見知らぬ他人にキスを迫ったり・・・死んでも出来ないので、出版業界は自分とは全く対極にある不向きな業界っぽそうです。
絶対、生きていけない業界らしい(蹴)。
因みに、新人編集者様は寝ているときに起こされると、平常心を保てないタイプぢゃなかったでしょうか(爆)。
うそだー!
何度も言うように、私自身は貧乏です。
一緒にいる人が(社長を除いて)お金持ちなだけです。
私が自分でお金を払って映画館で映画を観たことは1回もありません。
六本木のバーで自分でお金を払ったことは数えるほどしかありません(あったかな?)。
ちなみに私は血圧が低めですが、朝はバリバリ強いです。
朝の築地取材なんて楽々こなせます。
4時半に空港に集合なんて簡単です。
ただ、うたた寝をしているところを起こされると怒り爆発。
特に車の助手席で寝ているところを、くだらない用件で起こされた場合、
事故るかもしれないほどの暴れよう。これだけはどうしても治りません……。
そうだー!
あれ?諺になっかったでしょか?
「お金持ちはお金持ちを呼ぶ」って(違)。
良いなぁ~♪
只、其処に居るだけで色々奢って貰える人って。
空×ジ・Oの近くのお金持ちは皆、スケールが小さいのか、なかなか奢ってくれません。と云うか、此方が奢る羽目になる。
それはそれで、自分の人間的魅力が足りないのか・・・。
でも、最新家電に囲まれているのではw
因みに、空×ジ・Oは血圧を測ると正常なのですが、頗る朝が弱く、寝起きが悪いので体裁上「低血圧」と自称しています。
『事故るかもしれないほどの暴れよう』って・・・(大汗)。
既に、空×ジ・Oの脳内では某Iソラ様とネット上の双璧たる存在・・・(小声)。
そう云えば、↑
あんな書き方すると、酔った上での数々のエピソード。全部、新人編集者様がやらかした武勇譚だと、誤解を受けてしまいますね。
訂正しておきますw