動物虐待 2010/06/15 (Tue)

これは、先週見つけたニュース。

甲府・舞鶴城公園内の堀に、甲羅に「カメデス」と落書きされたカメ１匹がいるのが、９日分かった。同公園を管理する県はカメを保護して落書きを消すことを予定していて、県の担当者は「動物を虐待する行為。許し難い」と憤慨している。

現場は同公園南側の堀。体長３０センチほどのカメの甲羅に、白いマジックのようなもので「カメデス」と書かれている。

県都市計画課によると、堀周辺には多くのカメがすみ着いているが、県が飼育しているものではない。連絡を受けた同課は「県の所有物ではないが、落書きを早く消したい」としている。

先月、落書きされたカメを目撃したという甲府市の４０代男性は「誰が落書きしたか分からないが、いたずらにしては度が過ぎる。舞鶴城公園は観光スポットで、多くの観光客に落書きを見られていたとすれば、カメもかわいそう。許せない」と憤る。
県の担当者は「このような悪ふざけは絶対しないでほしい」と話している。

まぁ、悪質な悪戯には違いないのだが……

矢ガモや矢ジカと違って、このくらいの悪戯は笑ってスルーするくらいの余裕が欲しい気がする。

職員や発見者の毅然としすぎた態度に、思わず此方が引いてしまうのだが……

「多くの観光客に落書きを見られていたとすれば、カメもかわいそう」って！？

カメはそんな事思っていないと思うゾ（ボソリ）。

「かめへん。かめへん」と、大らかな気持ちで池を泳いでいると思うゾ。

職員の「早く消したい」も……

カメにとっては、その行為自体が虐待になるのでは？？

マジックで落書きされるより、洗剤で甲羅を洗われる方が、カメにとっては余程ストレスが溜まる虐待。

何だか、人間の視点で勝手に腹を立てて、そこには被害に遭ったカメの都合など一切お構いなしのような気が。

カメを救え！の大義名分に酔ってカメを生き物ではなく物扱いしている。と、云うのは言い過ぎだろうか。

確か、カメの甲羅は数ヶ月で剥がれて変わるから、放っておいても自然に消えるのでは。

「こいつ、へんな甲羅しているぞ！」と他の亀から迫害を受けている様子もなさそうだし。

これが、此処まで全国的にTVで放送されるレベルの動物虐待ならば、カメの甲羅に名前を書いて放流する何処だったかのお寺の行事は一体……

カメにとっては同じ行為なのに人間の都合で方や虐待、一方では美談。

結局、人間の気持ち一つで判断が分かれている感が否めない。



しかし、これ。

想像力の乏しい空×ジ・Oには「カメです」ではなく「カナです」としか読めない。

この子は女の子だったのだろうか（大間違）。

こんなのよりは、ワンコの顔に眉毛を落書きする方がよほど許せないのだが、おそらく頻発しているだろう割に、全く誰もニュースに取り上げたりはしない。

「カメです」くんが泳いでいるシーン。

水面に文字が浮かびあがって一種、アートの趣すらあるのだが……このシーン（コラ！コラ！）。

いっその事、池中の亀に、亀さんの負担にならない程度の面積と厚みで。



こ～んな、ペイントや。



こ～んな甲羅をした亀が一斉に泳いでいる姿を眺めるのも壮観だと思うのだが（コラ！コラ！コラ！）。

特に白を基調にすると良さそうだな。

あ……

これを有名アーティストが発表すると、斬新なアートとして取り上げられるのだろうか？それとも、虐待として取り上げられるのだろうか？