敢えて言おう『ケツ』である。 2007/09/28 (Fri)

吾輩は『ちょび』助である。

敢えて言おう、これは吾輩のケツである。

最近、吾輩はちょっぴり・・・ほんのちょっぴりではあるが・・・

本当に、ほんの少しだけではあるが・・・

ＤＥＢＵ

になってしまった。

フィラリアの薬量を決める為、獣医さんが来た時に計った体重が8．5㎏だった。

その当時は、自称・飼い主も吾輩を抱いた時には「重い」などとは決して口にしなかった。

それが、最近は「お前・・・絶対に太ったよな」と吾輩を抱える度にぼやいている。



吾輩のケツである。

ケツも凄いが、腹も凄い。

まるで妊娠でもしたようだ。

外を歩くと地面に腹が擦って掃除して歩いていると通りすがりの人たちから言われてしまう。

失敬な自称・飼い主は吾輩のことを「メタ坊」「メタ坊」と呼び始めた。

「大きく　大きく　大きくなぁれ　大きくなって　天まで届け♪」

吾輩が幼かった頃は、自称・飼い主が吾輩にご飯をくれる時には必ずそう言っていた。

馬鹿である。

良い年をしたヲトナが言う台詞ではない。

馬鹿ではあるが、一応ヤツの顔を立てて一生懸命食事をして、大きくなったら・・・。

ヤツは吾輩のことを「メタ坊」と呼ぶ。

自分勝手で御都合主義なヲトコである。

「お前が10㎏を超えたら、それだけで病気だ」

自称・飼い主が以前言っていた言葉である。

既に吾輩の体重を計ろうともしない・・・その事実だけでもしかして・・・吾輩ボーダーを超えてしまった？？

原因は『まこ』オバサンの高齢化と自称・飼い主の物臭である。

吾輩には何の落ち度もない・・・筈だ。

オバサンは先日の顔面破裂騒動以来、恐らく歯の調子が悪いのだろう。

（自称・飼い主が幾ら覗いても「おかしいなぁ？年の割には綺麗な歯してるのに」と言っているが、ならば歯茎か？）

元々、固いドッグフードは嫌いだったが、騒動以後全く口にしなくなった。

オバサンはこの世に生を受けて10年ほど（多分）。

シニア用のドッグフードに切り替えなければならないだろうに、自称・飼い主は吾輩と同じモノを与えている。

当然、オバサンは食べたがらない。

「お前は最近痩せたなぁ」

心配そうに自称・飼い主はオバサンを撫でているが・・・ならばもっと気を遣うべきだろう。

朝夕二度、自称・飼い主はご飯をくれるが・・・オバサンは殆ど口を付けない。

当然、吾輩が二頭分の食事を食べる。

今までの倍の量が、吾輩の胃袋に収まる訳である。

・・・太る分けか・・・。

その変わり、『まこ』オバサンの食事量が減っていることを十分察知している自称・飼い主が今まで以上におやつをくれる。

本当はオバサンに食べて貰いたいのだろうが、そんなときだけは公平に吾輩にもおやつをくれる。

吾輩がヤキモチ焼きだとしっかり分かっているな・・・自称・飼い主。

まぁ、ヤツが『まこ』オバサンを撫でている時など、必ず割って入ってオバサンを追い払ってやる。

何となく癪だから。

別に吾輩が自称・飼い主に甘えたい分けぢゃないぞ。

おやつの場合は・・・『まこ』オバサンは本来の食いしん坊ぶりを発揮して、吾輩の取り分まで分捕るので、後で吾輩にもう一度くれる訳だが。

その結果が・・・↓だ。



家中に穴掘りをして鍛え抜いた吾輩の前足も、体重を支えるのに悲鳴を上げて反っている。

散歩も少し歩くだけで息が切れる。

でも、食欲には勝てない。

食欲の秋なのである。

吾輩は暇さえあれば、美味しいものを食べていたい性分なのである。

餌箱が空になっているだけで、何となく気分が落ち着かず、吠えて自称・飼い主を脅し何か貰いたいのである。

餌の器を前足で引っ掻いたり、転がしたりして要求したいのである。

これこそが、食欲の秋の証明なのである。

食べることは生きることの基本。

食欲こそが生の証なのである。

後は・・・吾輩も『まこ』オバサンも自称・飼い主が選んだ食事しか食べることが出来ない。

だから、自称・飼い主が吾輩たちの健康管理をしっかりして食事を選ぶべきなのである。

まぁ、『だいえっと』食なんて・・・不味いから食べたくもないが。

美味しいモノを食べずして、如何に生を謳歌できようか。

美食なくして、何の為の一生か。

上手いモノ喰いこそ、命あるものの本懐なのである。

でも、口に優しい食べ物に限って身体に優しくない・・・。

美味しいモノほど身体に悪い。

身体のことを考えたら、くそ不味いものしか食べられない。

嗚呼、ジレンマ。

・・・そう云えば以前、自称・飼い主の奴が『吾輩保管計画』とか『吾輩スリム化計画』とか、愚にも付かない事をほざいていたが・・・。

自称・飼い主すら失念していた様子だな。

ヤツも年の所為か忘れっぽくなったモノであるｗ