不吉電話深夜便 2007/08/27 (Mon)

以前、りか様の頁で真夜中の電話について触れていた。

Ｓ人編集者様も取り上げていたが・・・アレはギャグ（殴）として面白すぎる為、趣向が違ってしまうから敢えてスルー（爆）。

真夜中の電話。特に睡眠中に突如として鳴り響く着信音は、限りなく人を不安にさせる。

そして大概、良くない予感というものは当たったりする。

一体、何だろう、こんな時間に。

もう、それだけで心を掻き乱されてしまう。

先週の火曜日、真夜中でも就寝中でもないが電話が鳴った。

時計の針は１１時をとうに回っている。

丁度、風呂に入ろうと片足を湯船に入れた瞬間だった。

出てみると、聞き覚えのない女性の声。

「○○さんのお宅ですか」

若い女性の声である。

若くなくても女性からこんな時間に電話を貰う心当たりなど、全くない。

「此方は●●日赤病院です。××さんのお兄さんですか」

その日は丁度、自賠責の保険料を払った日。一瞬、厭な予感が脳裏を掠める。

家には、居候が一人いる。

『ちょび』助でも『まこ』オバサンでもない居候が一人いる。

プロの人。と言われる弟とは別の弟、三男が我が家に居候している。

何年も前に、奥さんと一月程別居をして、頭を冷やして今後の事を考えたいから我が家に住まわせてくれ・・・と言って上がり込んできた。

一月経過したら、何の断りも無しに自分の荷物を我が家に搬入し、離婚届に印鑑を押してくれ。と、言ってそのまま居着いている。

本当に勝手に寝泊まり状態。

主気取りなのかお客さん気分なのか、右に置いてあるものを左に移動させる労すら惜しむエライヒトぶりである。

しかも「兄貴。兄貴は平日は車、使わないだろう」と、自分の車を廃車にし、空×ジ・Ｏの車を乗り回している。

当然、家賃も車の車検代、税金、保険料、家賃並みに取られる駐車場代。全て空×ジ・Ｏ持ちである。

毎年、申告時期になると扶養家族にコイツを加えられないものかと真剣に悩む程である。

子供が二人の養育費を払っているのだろう・・・と思って黙っていると・・・。

毎晩、毎晩・・・綺麗なオネイサンのいるお店に入り浸っている。

国会議員の秘書。と云う仕事柄、ああいうオエライサンのお付き合いだから仕方ないか。と思ってもみるが・・・本人もそう云うお店が大好きな様子だ。

正確には、オネイサン大好きヲトコなのだろう。

第一秘書。との名刺を持っているが、普通第一秘書は、政策秘書として東京に住むものとばかり思っていたが・・・まぁ、上司たるセンセイに国策なんか無いから、地元に密着しているのだろうか（ヲイ）。

便宜上第一秘書の名刺を使っているのかも知れないが。どちらにしても公設秘書なのだから、安定した収入はある筈である。

と云うか、年収は空×ジ・Ｏの倍以上ありやがる（怒）。

下手に侵入したら遭難しそうな、不法占拠された奴の部屋。

何を踏むか・・・怖くて足を踏み入れる事も出来ない奴の物置。

あまりに酷いのでたまに掃除してやると・・・出てくる出てくる・・・。

綺麗なオネイサンと並んだ写真。

自慢ぢゃないが、空×ジ・Ｏはそんな写真、この年まで一枚も撮ったこと無いぞ！！

外面と見てくれが良いので、対外的には愚兄賢弟として見られている様子だ。

地元の有名人などには面と向かって空×ジ・Ｏに「弟さんを少しは見習いなさい」と失敬な事を平気でほざくエライヒトもいる。

まぁ、その人の口癖は「私は人を見る目だけはある」だから、そう云う人間とはまともに話をしないに限るが（爆）。

遂にやったか！あのバカチンめ！！

一瞬、交通事故を予感した自分の第一印象はそれだった。

話では血を吐いて救急車で運び込まれたらしい。

吐血、喀血。

と心配してみたが・・・。

説明では酒席で飲み過ぎて吐いた時の内圧が強すぎて、食道に傷を受けた所為で血を吐いただけらしい。

事情を知って安心。と言うか、なんて間抜けな（爆）。

兎に角、病院へ急いできてくれ。と言うので、慌てて家を飛び出してみたものの・・・。

車がない！！

空×ジ・Ｏの車は、奴の乗っていってそのままの状態である。

タクシーを拾って病院へ行く。

病院には二人のオヂサン（多分、陳情相手）と店のママであろう粋で美人のちょい年の女性が付き添ってくれていた。

鼻にチューブを差し込まれ、点滴を受けている弟の顔は蒼白だが、診察を終えた医者は。

「如何します？今日はそのまま帰っても良いですが、明日には必ず病院へ来て胃カメラの検査をして貰わないといけないのですが」

と弟に言葉をかけている。

弟は判断に困っているのか、返事をしないので。

「この際だから、このまま入院して明日検査を受けたら」

と、空×ジ・Ｏは軽い気持ちで言ってしまった。

それで入院決定。

入院となれば、この手の病院は二泊三日がお決まりのコースである。

よく考えたら・・・面倒見るのは空×ジ・Ｏ・・・もしかして・・・（汗）。

一時近くに帰宅して、遭難覚悟で奴のテリトリー深くに潜入し、訳の分からない書類の束を掻き分けて保険証を探し当てたのが三時過ぎ・・・。

しかも、それが古いものか現行で使えるものなのかも分からない。

国会議員関係の保険証や年金は全然、自分たちものもと趣を異にしているのを実感。

翌朝、必要な入院グッズをもって病院に行き、入院手続きを済ませるのも空×ジ・Ｏ。

夕方にも顔を出し、アレがないコレが必要というものを病院へ運ぶ。

患者は頗る元気なので、ついつい・・・検査に行く前の弟に・・・。

「お前は・・・毎日毎日、不摂生ばかりするからバチが当たったんだ」

と言ってやったら・・・側に居た看護師のオネイサンに白い目で見られた（大汗）。

完全に、空×ジ・Ｏが悪者状態（爆）。

仕事とかお付き合いもあるだろうが・・・絶対に、半分以上は自分が好きで深夜徘徊しているに決まっているだろうにｗ

夕方、病院から帰ってきた直後に弟本人からメールが入り、明日の二時に退院。と、あった。

携帯の充電器がない。

帰りに着ていく服を用意してくれ。

着ていたスーツを入れる紙袋も忘れずに。

色々、注文の多い弟である。

退院する日の朝に、それらのものを持って行き一旦帰宅。

迎えに行ってやらなくても良いだろうか？色々、持って行ったから荷物も多いだろうし。

などと思っていたら・・・お昼頃にひょっこり本人が帰ってきた。

「全く！病人ぢゃない人間は早く出て行ってくれ！とでも言わんばかりに追い出された」

と、言うのが本人の言い分だが・・・。

うん・・・。

空×ジ・Ｏもお前は病人ぢゃないと思うぞ。

その日の夕方、久しぶりにゲームを買ってプレイしていた。

弟は寛いで隣で人がプレイしているのを眺めている。

アクションゲームである。戦国時代物の。

自分がプレイしている姿を見て弟は大笑い。

細川ガラシャなる女性でプレイしたが・・・短い腕でリーチの長い大刀や薙刀を振るう相手に挑む姿に思わず・・・。

何だ・・・このヲンナの攻撃・・・まるでピグモンパンチ・・・

などとぼやいたら大爆笑。

「そんなに笑うならお前がやってみろ」

と言ってやれば。

「俺は病人だ」

と、またしても無惨に吹き飛ばされる空×ジ・Ｏの仕様キャラを見て楽しそうに笑っている。

で・・・結局・・・いつの間にかゲームは奴に独占されていた・・・。

ヲイ・・・自称・病人だろ・・・お前。

因みにこのゲーム。

ＰＳ２対応だが、片面二層のディスクを使用している為、頗る読み込みが遅い。

読み込まなくて、ハードを縦にしないと起動しない。

プレイ中も画面が真っ暗になって、暫く煙草を吹かしていると続きが始まる始末。

おんのれぇぇぇ！

コレは全て『ちょび』助のＰＳ２攻撃によるもの。

と、『ちょび』助に八つ当たりしたが。

片面二層故に、古い型とか老朽化して読み込み機能が落ちたＰＳ２では読み込み不可の状態となり、酷い場合は読み込み不能になる事例が多発しているらしい。

今回は、完全な冤罪だった・・・。

『ちょび』助・・・すまん・・・。