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今日は・・・
猪口乃日
らしい。
さう云えば、昨年、某ヤ○メ様が猪口乃日に因んで800字ほどの掌編をアップされていた。
800字で「VDに」「公園で」「猫が」と云うお題に挑戦したものだった。
たった800字綴られた、壮大な歴史ファンタジーが展開されていた。
深い歴史と男女の愛と、新しい時代を築いた猫ちゃん達の物語を洒脱な文章で仕上げていた。
あまりの出来の良さに、自分も挑戦して書いてみた。
で、アップした後、某ヤ○メ氏のものと見比べて、あまりの自分の稚拙さと不出来さに唖然として、即削除した。
今年も、VDの朝に思い付くままに書いてみた。お題はなし、取り敢えずバレンタインもの。
推敲も読み直しもしていない。
恥ずかしいから、24時間で空×ジ・O流クリスマス&VDのテーマソングたる、以前アップしたあの曲に差し替えておきます♪
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
傾いた夕日が、無機質に立ち並ぶ団地を朱に染めている。忍び寄る夜の帳が、冷たい風となってささやかに頬に絡み付く。そんな黄昏の一時、私の目に映ったのは、たった一人で公園の砂場で遊んでいた娘の姿だった。他の子供たちは既に帰宅したのだろう。
「晩ご飯よ」
一心不乱に遊んでいる娘に声を掛けようとした途端、私は言いしれぬ違和感を感じて、子供を見直した。人違いだったのだろうか。似てはいるが娘ではない。
知らないけれど、何処か見覚えのある顔立ち。近所の子供ではない、娘の友達でもない。一体、何処の子だろう。怪訝に思った、その瞬間。私は子供の頃に繰り返し見ていた夢を思い出した。
夢の中、私たち一家はバス停でバスを待っていた。私の手を優しく握る母。優しい記憶しか残っていない母。男手一つで私を育ててくれた口五月蠅い父、大嫌いな父。私は父が疎ましくてならなかった、結婚してからと云うもの殆ど顔も会わしてはいない。そして、バス停の脇にある公園の砂場で遊んでいる妹。生まれる事のなかった妹。でも、夢の中では幼稚園児くらいだったろう。
バス停にバスが止まった、音もなく扉が開く。
「このバスは行き先が違うから乗っちゃ駄目よ」
母が微笑みながら私に声を掛けてきた。
だが。
「あっ!バスが来た」
そう言いながら、妹は砂場から駆け出すと、我先にと飛び乗り、ちょこんと椅子に腰掛けて私たちを見ながら「にひひひひ」と、天真爛漫な表情で嬉しそうに笑っている。慌てて母がバスに飛び乗った。私の手から母親が離れていく。
その瞬間、バスの扉が閉まった。唖然とする私が声を上げる間もなく、バスは発進していく。後を追おうとした私を引き留めたのは、父親だった。物凄く怖い顔をしていた。力一杯抱きしめた父の力は強く、子供の私には痛いばかりだった。
「ねぇ、ママ。今日のおかずはなぁに」
声を掛けてきたのは、一人砂場で遊んでいた娘だった。先程の、夢の中に出てきた子供の面影を何処かに宿した娘。
「砂まみれでしょう。ちゃんと其処で手を洗ってから、帰りましょう」
私が言うと、娘は上着の腹部に付いた大きなポケットからハンカチを取り出した。一緒に出てきたのは、ハートの形をした板チョコである。
「あ~あ。チョコ、割れちゃってる。明日、幼稚園でAくんにあげようと思ったのに」
「夢中で遊んでいるからよ」
手を洗い終えた娘の小さな掌を私は優しく握る。
「明日。幼稚園から帰ったら、一緒にお爺ちゃんの所に行きましょうか。一緒にチョコをプレゼントしたら、きっとお爺ちゃんも喜ぶわ」
父は電車で一時間半程の所に一人で住んでいる。今まで足が遠退いていたが、無性に会いたい気分だった。孫の姿を見て喜ぶ父の顔が見てみたい。
「うん」
私の言葉に頷く娘。手を繋いだ私たちの影が、長く、長く伸びている。
「ありがとう」
空を仰いで私は呟いた。
この時期、陽が落ちれば冷たい風が吹きすさぶ。それでも私は自分の周囲の暖かさを、身をもって感じていた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ヲイ・・・
しっかり800字を大幅に超過しているような気が(爆)。
それによく考えたら・・・これ、バレンタインぢゃないし。
前日の話だし。
直書きしたので、そのままアップ。
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やっと
どう?
この時期の仏蘭西はやっぱり寒い?
おうよ
物価も高いしね。
今日日曜日はHCFのコレクションなのにお金がない。
TC崩さないとな。
そっちは変わったことないかいな?
(V)o\o(V)フォフォフォ
寒さに頭痛は・・・防寒用の髪が頭に全く、からっきし、全然、皆無だからでは?
でも、この時期の巴里は寒そうですね。
こちらは別に変わった事はありませんw
こんばんは
ババ様シリーズは、コピーしたっきり、まだ読んでません。。。
Re:こんばんは
それは多分、此処の頁の他の文章が綺麗でないからそう見えるのかもw
だから、『ちょび』亀のヤツが変な言葉使いばかりなのか!納得♪
先回のババ様は、出来が良くないので読まなくてもw
単に、ホイホイくんが敵役になる経緯を書いただけですから。