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それは金曜日の夜の出来事だった。
そろそろ仕事も終わろうかと云う時刻、余りに暇だったので一階で文庫本を読んでいた。
ホラーである。
ホラーアンソロジー。
よく云う、怖い話の短編集。
長く続いているシリーズなので、完成度の高い作品が多いのだが・・・
意表を突くストーリーや意外なオチで楽しめるのだが・・・
空×ジ・Oは小説などであまり怖いと感じたホラーにお目にかかったことがない。
一段落終えた所で本を伏せ、皆さんの頁を渡り歩いていたのですが、丁度のタイミングでアノオカタが御自分の体験談を掲載していた(汗)。
http://izorudeisora.spaces.live.com/default.aspx
視えていた頃 『怖い奴』 と、云うのがそれ。
読んでいる途中で、背筋がゾゾゾォォォ~~~っとして、後に誰か立っているような気分に襲われたり、誰かに見られているような錯覚に陥った。
ホラー小説より此方の方が余程怖い(爆)。
何とか気を持ち直して夕食に出かけ、帰宅後はPCで遊んでいた。
その日は、長々ダラダラと書いた『ちょび』助頁の記事が吹っ飛んだりして、ついムキになり時計が12回鳴るまで気付かずにのめり込んでいた。
「嗚呼、もうこんな時間か、そろそろお風呂に入って寝よう」
などと思い、最後にもう一度皆さんの頁を周回する内に、止せば良いのにまたしても『怖い奴』を熟読してしまった。
流石に二度目ともなれば、気弱で恐がりで、小市民な空×ジ・Oも最初に読んだ気味の悪さを感じることもなく、そのままPCを閉じた。
重い所為か、なかなかPCは閉じない、部屋の電気を消した状態で完全にシャットアウトするのを待っている間、薄暗い中で淡い光を放つディスプレイを眺めている内に、徐々に気味の悪い気配が忍び寄って来る。
「嫌だな・・・この感じ」
などと思っても、あんな怖いものを読んで部屋の電気を消すからそう思いこむだけであって、気の所為に過ぎない。
そう結論づけるのがヲトナというもの。
嫌な気配を身近に感じつつ、仕事場から廊下へ移動し階段の下で廊下の電気も消して二階へ上がろうとした。
だが、この階段を上がると二階の玄関へ出るのであるが、其所の玄関の電気が切れている。
この場所は、家が引っ越した時に工事をした業者が下手くそだった所為か電気の接続が悪く、電球を換える時もなかなか上手く納まらなくて苦労する。
そして、直ぐに切れる。
数日前に取り替えたばかりなのに、気が付いたら切れていた。
などというのは別に珍しいことではない。
一階の廊下の電気を付けたままの状態で二階に上がるのも、分かっている事とは云え自分の小心さを認めるようで何気に癪だ。
二階の玄関脇で揺れている、カーテンの隙間から零れる台所の薄明かりを頼りに、手すりに捕まりながら慎重に階段を上りはじめた。
が。
二階で『ちょび』助専用に付けていたエアコンの風が流れて来たのだろうか、柔らかい薄絹が空×ジ・Oの頬を静かに撫でたような感じを受けて、再び誰かが側にいるような錯覚に囚われてちょっとしたパニック。
「お~い『ちょび』助!お兄ちゃんが上がっていくぞ」
とか。
「ちょび・ちょび・ちょび・ちょび。今行くぞ」
などと、唯一確実に家に居る『ちょび』助に訳の分からない言葉を掛けながら急いで階段を上がろうとした。
だが、我が家は一階部分の天井が理不尽に高い造りになっている為、階段の段数は23段ある。
途中に小さな踊り場もある。
しかも足下は真っ暗の状態、気が焦っても不用意に足を進める事は出来ない。
慎重に、慎重に。
落ち着いて、落ち着いて。
「ちょび・ちょび・ちょび・ちょび。お兄ちゃんが今行くぞ」
こんな台詞を吐いている時点で、落ち着いているようには到底見えないのだが(爆)。
何とか三分の二以上は階段を上がった頃だろうか、先刻頬を撫でていった生温かい風が、今度は足元に絡みついてきた。
「ぶへっ!」
焦った空×ジ・Oはその場で転んだ(爆)。
人一倍短い足が幸いしてか、転げ落ちるような事はなく、そのまま四つんばいの状態で「ぶひゃひゃひゃひゃ」などと奇声を上げながら無事に二階へ到達。
『ちょび』助の奴は・・・
「何やってんだ?このオッサン」
などと目を丸くして此方を呆然と眺めていた。
足に痛みを覚えたので、ズボンを上げて確認してみる。
人の掌の形をした痣でも残っていれば怖い話として成立するのだが・・・足に残っていたのは、転げた時、階段の角で脛を打った為に赤く晴れ上がった痕だけだった。
空×ジ・Oのような小心者は、こんな状況でも疑心暗鬼に陥ってしまうと云う事で(爆)。
めでたしめでたし。
ちゃんちゃん。
ヽ(゚Д゚)ノ┌┛ これって・・・ホラーぢゃなくギャグだ・・・!!
そろそろ仕事も終わろうかと云う時刻、余りに暇だったので一階で文庫本を読んでいた。
ホラーである。
ホラーアンソロジー。
よく云う、怖い話の短編集。
長く続いているシリーズなので、完成度の高い作品が多いのだが・・・
意表を突くストーリーや意外なオチで楽しめるのだが・・・
空×ジ・Oは小説などであまり怖いと感じたホラーにお目にかかったことがない。
一段落終えた所で本を伏せ、皆さんの頁を渡り歩いていたのですが、丁度のタイミングでアノオカタが御自分の体験談を掲載していた(汗)。
http://izorudeisora.spaces.live.com/default.aspx
視えていた頃 『怖い奴』 と、云うのがそれ。
読んでいる途中で、背筋がゾゾゾォォォ~~~っとして、後に誰か立っているような気分に襲われたり、誰かに見られているような錯覚に陥った。
ホラー小説より此方の方が余程怖い(爆)。
何とか気を持ち直して夕食に出かけ、帰宅後はPCで遊んでいた。
その日は、長々ダラダラと書いた『ちょび』助頁の記事が吹っ飛んだりして、ついムキになり時計が12回鳴るまで気付かずにのめり込んでいた。
「嗚呼、もうこんな時間か、そろそろお風呂に入って寝よう」
などと思い、最後にもう一度皆さんの頁を周回する内に、止せば良いのにまたしても『怖い奴』を熟読してしまった。
流石に二度目ともなれば、気弱で恐がりで、小市民な空×ジ・Oも最初に読んだ気味の悪さを感じることもなく、そのままPCを閉じた。
重い所為か、なかなかPCは閉じない、部屋の電気を消した状態で完全にシャットアウトするのを待っている間、薄暗い中で淡い光を放つディスプレイを眺めている内に、徐々に気味の悪い気配が忍び寄って来る。
「嫌だな・・・この感じ」
などと思っても、あんな怖いものを読んで部屋の電気を消すからそう思いこむだけであって、気の所為に過ぎない。
そう結論づけるのがヲトナというもの。
嫌な気配を身近に感じつつ、仕事場から廊下へ移動し階段の下で廊下の電気も消して二階へ上がろうとした。
だが、この階段を上がると二階の玄関へ出るのであるが、其所の玄関の電気が切れている。
この場所は、家が引っ越した時に工事をした業者が下手くそだった所為か電気の接続が悪く、電球を換える時もなかなか上手く納まらなくて苦労する。
そして、直ぐに切れる。
数日前に取り替えたばかりなのに、気が付いたら切れていた。
などというのは別に珍しいことではない。
一階の廊下の電気を付けたままの状態で二階に上がるのも、分かっている事とは云え自分の小心さを認めるようで何気に癪だ。
二階の玄関脇で揺れている、カーテンの隙間から零れる台所の薄明かりを頼りに、手すりに捕まりながら慎重に階段を上りはじめた。
が。
二階で『ちょび』助専用に付けていたエアコンの風が流れて来たのだろうか、柔らかい薄絹が空×ジ・Oの頬を静かに撫でたような感じを受けて、再び誰かが側にいるような錯覚に囚われてちょっとしたパニック。
「お~い『ちょび』助!お兄ちゃんが上がっていくぞ」
とか。
「ちょび・ちょび・ちょび・ちょび。今行くぞ」
などと、唯一確実に家に居る『ちょび』助に訳の分からない言葉を掛けながら急いで階段を上がろうとした。
だが、我が家は一階部分の天井が理不尽に高い造りになっている為、階段の段数は23段ある。
途中に小さな踊り場もある。
しかも足下は真っ暗の状態、気が焦っても不用意に足を進める事は出来ない。
慎重に、慎重に。
落ち着いて、落ち着いて。
「ちょび・ちょび・ちょび・ちょび。お兄ちゃんが今行くぞ」
こんな台詞を吐いている時点で、落ち着いているようには到底見えないのだが(爆)。
何とか三分の二以上は階段を上がった頃だろうか、先刻頬を撫でていった生温かい風が、今度は足元に絡みついてきた。
「ぶへっ!」
焦った空×ジ・Oはその場で転んだ(爆)。
人一倍短い足が幸いしてか、転げ落ちるような事はなく、そのまま四つんばいの状態で「ぶひゃひゃひゃひゃ」などと奇声を上げながら無事に二階へ到達。
『ちょび』助の奴は・・・
「何やってんだ?このオッサン」
などと目を丸くして此方を呆然と眺めていた。
足に痛みを覚えたので、ズボンを上げて確認してみる。
人の掌の形をした痣でも残っていれば怖い話として成立するのだが・・・足に残っていたのは、転げた時、階段の角で脛を打った為に赤く晴れ上がった痕だけだった。
空×ジ・Oのような小心者は、こんな状況でも疑心暗鬼に陥ってしまうと云う事で(爆)。
めでたしめでたし。
ちゃんちゃん。
ヽ(゚Д゚)ノ┌┛ これって・・・ホラーぢゃなくギャグだ・・・!!
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空×ジ・O
性別:
男性
職業:
おやぢ
趣味:
昼寝
自己紹介:
引き籠もりオヤヂです。
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御世話になっています♪『ちょび』助の頁だけは御世話してやってるんですが(爆)。
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ひぃっ!
苦手なのについ聞いたり読んだりしてしまいます。
でもお風呂で髪の毛洗ってすすいだ後に見る自分の姿が
一番怖いです・・・。
なので怖い話を知っちゃったときは
「わたしのほうがもっと怖いんだぞー!」って思って勇気出してます(笑)
新しい万華鏡、とっても可愛くなりましたね。前のも好きだったけど、こっちも素敵です♪
深夜の浴室
アワ様を写真で見る限りそんな感じには思えないのですが。
でも、深夜の浴室は独特の雰囲気があります。
頭を洗ったり、曇った鏡を拭いた後、自分の後に人影が映ったり、丁度、鏡に小窓が映るのですが、其所から誰か覗いていたりしたら・・・などと、乏しい想像力をふんだんに搔き立ててくれますw
万華鏡、今度のはあまり評判良くなかった様子ですが、褒めて貰えて嬉しいです♪
季節外れ・・・
最近、朝夕の寒暖の差が激しくなってきて
「 やっと秋が来た・・・ 」と黄昏れていたところ。怪談は夏です!!!夏にしましょう!!!
でないと、おもいっきりコワイじゃないですか~
ところで、足を引っかけたのは
ほんとうに生暖かい空気だけだったですか?
疑問 (^ニ^)
季節を問わずに怖い人w
それって・・・空×ジ・O的に分かりやすく纏めると、某I-SORA様は基本は夏だけれど、兎に角季節を問わずに怖い人・・・と云う解釈でOKでせうか?
夏でなくても、思いっ切り怖いぢゃないですか・・・これ(爆)。
間違いなく只の風です♪
冷房の筈のエアコンの風が何故、生温かい?などと云う突っ込みは却下♪
演出効果です。
気味が悪いので、深く追求しないで起きましょう。