仔猫発見 2008/09/19 (Fri)

先程、雨の中夕食に出かけた。

その帰り道の事。

大通りを歩いていると、隣のビルに入っている居酒屋のウィンドウ前に小さな仔猫を見つけた。

台風の影響か雨は次第に激しくなっている、ビルの軒下で雨宿りをしているのか、それとも心細さから明るい所に出て安心しているのか、仔猫は蹲っていた。

仔猫と呼ぶにも幼すぎるくらいの白い猫である。

金曜日の夜とは云え、流石に普段よりは幾分人通りも少ない。

猫に気を留める人も居ない。

こんな小さな仔猫が、こんな所で・・・と、猫に近付いたら・・・

空×ジ・Ｏの人相が悪かった故か、仔猫はビルの軒下を伝って逃げ出した。

曲がり角を曲がった所で、再び蹲る。

柱の陰に隠れる素振りから、完全に空×ジ・Ｏを畏れている様子だ。

再び近付くと仔猫は逃げていく。

そして、柱の陰に隠れる。



↑　全く近づけないし、真っ暗な所に隠れているので携帯で写真を撮ってみたが、これが限界。

写真を撮った後、一・二歩足を進めたら、またしても猫は軒下伝いに、今度は裏通りへと逃げて行った。

相当に人を畏れているようだ。

敢えて言おう。

空×ジ・Ｏの顔が怖いのではなくて、この猫が人間を畏れているのだと・・・言っていて、ちょっと虚しかったりして（爆）。

だが、仔猫の走り方に妙な違和感を感じる。

完全な跛行なのである。

前足がおかしい。

傷を負っている様子はないが、小さな仔猫が一匹でこんな所で生きているのだから、前足でも痛めているのだろうか。

骨に異常がなければ良いが。

猫はビルの角に当たる柱の陰に怯えたように身を潜めている。

あまり脅かしても可哀想だからと、そのまま我が家に（隣のビル）向かおうとしたら・・・

酔っぱらいのオッサンが傘を差しながらビルの軒下を歩いてきた。

軒下に身を潜めている仔猫など全く眼中にない。

「危ない！」

と、思った刹那、猫は身をかわして不自由な足で雨の中に飛び出した。

「おっとっと」

などと言いながら、酔っぱらいのオッサンはそのまま通り過ぎたが・・・

オッサンが何処で何に躓いて転んでも知った事ではないが、空×ジ・Ｏの女性より小さな掌にすっぽり納まってしまうくらいの仔猫に躓くことだけは許さない（爆）。

因みに、空×ジ・Ｏは酔っぱらいとオッサンは嫌いだ（爆・爆）。

どっぷり自分もオッサンに浸かっているが。

仔猫は再びビルの軒下、それも暗い所に潜り込んで此方を窺っている。

あまり怖い思いをさせるのも可哀想なので、そのまま立ち去ったが・・・

何故、あんな所に小さな猫が一匹だけ？

野良猫天国な我が家の近所では、最近仔猫が増えたが、皆、親猫や兄弟猫と肩を寄せ合って・・・と云うか、猫オバサン多発地帯なので堂々とデカイ顔をして暮らしている。

其所で、ふと思い当たった。

http://kanikoumori.blog.shinobi.jp/Entry/365/

http://kanikoumori.blog.shinobi.jp/Entry/374/

↑　これだ・・・

多分、この時にたった一匹逃げ出した猫に違いない。

それを思うと、気が気ではない。

保健所に連れられて処分されたであろう兄弟達を見てしまった。と、云うか、まさかその日の午前中に保健所に連れられるとは思いもよらず、写真まで撮っていた自分としては、放っておく気分にもなれず、直ぐさま踵を返して隣のビルへと向かった。

仔猫は空×ジ・Ｏが入っているオンボロ集合住宅の方（多分、向かい側にある階段の灯りに引かれて？）へ場所を移動しようと雨の中をトボトボと歩いていた。

そして、空×ジ・Ｏが戻ってきた事を知ると続行で元居た柱の陰に隠れてしまう。

此処まで用心されては（嫌われてｗ）仕方がない。

そのまま帰宅したが・・・

これから深夜にかけて台風がやってくる。

仔猫のことを思うと気が気ではないが・・・せめて、無理矢理捕まえて今夜一晩くらいは我が家で雨宿りをさせてやろうか？

でも、近付くだけで鬼か悪魔でも出会したように逃げ出すんだなぁ。

それだけ人間を警戒している。と、云う事にしておこう・・・此処は・・・

初対面の猫に此処まで嫌われる空×ジ・Ｏって一体・・・（汗）・・・

其の割りに『ちょび』助のヤツは最初から一目見ただけで飼い主である空×ジ・Ｏの事を思いっ切り嘗めていたのだが（爆）。