林檎洋梨 2008/08/06 (Wed)

　メタボリックシンドロームとは、代謝症候群とも呼ばれる。血糖値や血圧がやや高く、お腹が出てきた人の事を指す新しい概念。動脈硬化の危険因子である内臓脂肪型肥満。

　高血圧症・脂質異常を重複して持っている可能性があり、放置すると、心筋梗塞・脳梗塞などに繋がりやすいとされ。厚生労働省の調査では、四十～七十歳でメタボリックシンドロームを強く疑われる人は、予備軍も含めて男性の五十％、女性の二十％とされています。

一般に肥満は、林檎型と洋梨型に分けられるが、林檎型は内臓脂肪、洋梨型は皮下脂肪によるものとされ、洋梨型の肥満の場合、あまり重くなり過ぎると、膝関節症を起こすおそれがあります。

　内臓脂肪は血管に入り込みやすく、生活習慣病の危険因子により強い関係があるといわれており、ホルモンの関係で女性よりも男性に蓄積しやすく、加齢と共にさらに蓄積しやすくなるのが特徴です。

　食物等栄養がエネルギーなどに使われず、余分に摂ってしまった炭水化物や脂肪、糖分は体内で中性脂肪となります。肥満のメカニズムは、太った中性脂肪が増殖し、皮下と内臓の両方に蓄積されていくもので、このうち皮膚のすぐ下に蓄積される脂肪が皮下脂肪です。内臓脂肪は、皮膚よりずっと深い内臓の周囲に付着します。

　内臓脂肪型肥満は、別名林檎型肥満と言われている様に、上半身からお腹周りを中心に脂肪が過剰に分布しており、お腹の周りがリンゴのように膨れた形状となる。外見的には痩せて見えても、実は内臓脂肪がたくさん付いている、いわゆる「隠れ肥満」も、内臓脂肪型肥満、林檎型肥満の部類に入るとされています。

　嘗ては、「ベルトの穴が増えると寿命が縮まる」と、言われましたが、皮下脂肪は落ち難く、内臓脂肪はつきやすく落ちやすい性質があります。内臓脂肪は、男性や更年期以降の女性に比較的多く、余分なエネルギーの貯蔵庫です。生活習慣病とのかかりが深いので要注意です。

　内臓脂肪のつき過ぎは、糖尿病、高血圧症、高脂血症などを併発させやすく、またこれらの病気は、動脈硬化を引き起こしやすいので注意が必要です。

　動脈硬化の患者は糖尿病、高血圧症、高脂血症、内臓脂肪型肥満（上半身肥満）を併せ持っているケースが大変多いといわれています。このような状態を「死の四重奏」と呼んでいます。これまでは、「死の四重奏」と言われながらも、すべてバラバラの要因で引き起こされると考えられていました。しかし、内臓脂肪がすべてに大きく関与しているということが、最近の調査研究で分かってきた為に、内臓脂肪の蓄積により、生活習慣病が起こりやすくなった状態を、「メタボリックシンドローム」と呼びます。

　動脈が肥厚し硬化した状態を動脈硬化といい、これによって引き起こされる様々な病態を動脈硬化症と呼んでいます。動脈硬化の種類にはアテローム性粥状動脈硬化、細動脈硬化、中膜硬化などのタイプがありますが、動脈の内側に粥状（アテローム性）の隆起（プラーク）が発生するアテローム性粥状動脈硬化を指す事が多いとされています。

　このアテローム動脈硬化症は、脂質異常症（高脂血症）、糖尿病、高血圧、喫煙などの危険因子により生じると考えられ、最終的には動脈の血流が遮断されて、酸素や栄養が重要組織に到達できなくなる結果、脳梗塞や心筋梗塞の原因となると考えられています。

動脈硬化のシグナル
○　手足の痺れ。
○　頭が重くふらふらしたり、眩暈がする。
○　物が二重に見えたり霞んだりする。
　
心臓の動脈硬化のシグナル
○　歩いている時、胸が締め付けられる様な　　感じがする時がある。
○　寝ている時、胸が苦しくて起きてしまう　　事がある。

　基本的に痛い、辛いと云った自覚症状に乏しいのが生活習慣病の特徴です。その治療は自覚症状の緩和ではなく、この病態を慢性的に持続させた結果として生じてくる合併症の予防が目標となってきます。
メタボリックシンドローム（代謝症候群）の場合、動脈硬化の発生・進展防止が治療目標となり、そのための脂肪蓄積の進行防止・解消を目的に食事療法による摂取カロリーの適正化と、脂肪燃焼を促す目的での運動療法が基本となります。


 

『メタボリック症候群の診断基準』

 

ウェスト回り

男性・・・・・・８５センチ以上

女性・・・・・・９０センチ以上

 

＋（プラス）

 

『以下の内２項目以上』

 

●中性脂肪１５０mg/dL以上、またはＨＤＬコレステロール値４０mg/dL未満。

 

●最高血圧１３０mmHg以上、または最低血圧８５mmHg以上。

 

●空腹時血糖値１１０mg/dL以上

 



何故、此処に来てメタ坊ネタ！？

実は、数日前に先月横浜へ行った時の写真が、わざわざ案内役を買って出て下さった某K女史から送られてきたのですが・・・。

不可思議な事に、この世の物とは思えないような見苦しい物体が全ての写真の中央に居座っていたのです。

何だ？・・・この醜い物体は？？

しかも、全部の写真で偉そうに真ん中に写っている。

またしても、怪しげな写真！？

ああん・・・。

よくよく、食い入るように写真を見詰めてみれば・・・。

もしかして、この見苦しい物体って・・・空×ジ・Oか？？

元々、自分の事をヲトコマエだとか二枚目だなんて思った事もなかったんですが・・・。

自分が知らないうちに全くの別人に変身していた（爆）。

完全な典型的林檎型肥満の腹をしている。



うわぁぁぁぁぁ！！！

見るからに不快な腹回り（爆）。

空×ジ・Oはこんな腹をして人前に出ていたのか！

取り敢えず、引っ込め！自分の腹！！

って、引っ込める為に努力をする気は更々ないんですがね（大笑）。

しかし・・・妊娠何ヶ月だ・・・この腹は・・・。

自分の現状を再認識する意味で、非常に良い材料となりました。

写真の送り主には感謝です。

嗚呼。

当分、人前に出られない、引き籠もっていよう♪

それぢゃ、余計に腹回りが太くなりそうな気配ｗ