脂肪之塊 2008/06/30 (Mon)

昨日は叔父の一周忌だった。

十分に余裕を持って家を出た筈だったのに、地下鉄のホームへと向かうエスカレーターに足を乗せた途端、電車が入ってくる気配がする。

はてさて、どちら方面に向かう電車だろう？と、思っていると空×ジ・Oの乗りたい電車だった。

エスカレーターを駆け下りるのも億劫な話なので、そのまま一台遣り過ごしたら･･･。

最寄り駅のS通り線は何時もガラガラな状態で、以前のダイヤ改正の時など大幅に本数を減らされた閑古鳥線、しかもダイヤは日曜祝日ダイヤ。

次がなかなか来ない！

やっと来た次の電車に乗ってはみたものの、乗換駅でも散々待たされ、結局５分ほど遅刻した。

地下鉄駅から徒歩５分ほどのマンションで法要が行われるが、雨の中小走りで駆け込んだ為に、到着したら急に汗が噴き出してきた。

なれない正装にネクタイ、梅雨時に付きもののムシムシした空気、そりゃ汗くらいはかくが、全身汗にまみれ、ひろ～い額からはぽたりぽたりと汗が滴っている。

ちょっと異常。

見ている皆も吃驚していたが･･･それだけ慌てて来たんだってｗ

と、思ったら。どうやらそうではない様子。

約一年ぶりに顔を合わせた従兄弟たちは皆、一様に空×ジ・Oの体型が激変していることに驚いている様子だ。

自分自身は気付いていない。毎日、鏡で自分の顔を見ている分には全く分からない。

･･･勿論、好きで自分の顔を見ている訳ではないが（爆）･･･。

この一年で、空×ジ・Oはそんなに皆を驚かせるほどにDEBUになったのか（汗）。

法要後、皆で迎えに来たバスに乗り会食。

普段、誰かに誘われないとアルコールを口にしない空×ジ・O、しかも友達が居ないから、誰も誘ってくれない。

一年前に、同じ叔父の忌明け法要で会食して以来の飲酒である。

酒が回ってワイワイと騒ぎ出す一同。

話の主流は身体のこと･･･ヲイヲイ･･･どこのオヤヂ集団だよ（爆）。

何時の間にやら皆が薬マニア、お医者さん大好き人間になっていた。

昨日の参加した従兄弟たちの中では自分が一番年は若かったが（勿論、甥や姪、その子供は別･･･飽くまで従兄弟限定ｗ）、自分より一歳年上の従兄弟が身体について色々語っていた。

彼は現在、降圧剤のお世話になり、先日の検査では肝臓が見事なまでの霜降り状態だったらしい。

急に体重も７～８キロ増えたことも気にして、ダイエットを始めるらしい。

自慢ぢゃないが、空×ジ・Oは昔から運動しようが家で一日中ゴロゴロ寝そべってばかり居ようが、全く体重は変わらなかった。

それが何時の間にか･･･信号が黄色に変わりかけた時など走って横断歩道を渡ろうとすると膝や足首がグギッとなる違和感を感じ始め、気が付いたら体重が１０キロ増えていた。

それも瞬く間に。

薬の話に異様なほどに詳しい従兄弟たち。

一つ年上の従兄弟の姿は、来年の自分の姿だと思うと･･･（大汗）。

いぁ･･･体重に関しては既に彼を凌駕しているし（爆）。

食事を終わり、ほろ酔い気分で（一説にはヘベレケとも云う）マンションに帰り、一同がエレベーターを待っている間に、一歳年上の件の従兄弟夫婦の会話が耳に入ってきた。

「幾ら何でも九階まで階段で行くほど若くないしな」

エレベーターが開き、姪や甥たちが乗り込んでいく。

フォッフォッフォッフォッ♪

行ってやろうぢゃないか、階段で♪

酔った勢いも加わって、エレベーターヘ向かう一同を背に、空×ジ・Oだけは隣に設置してある階段へと足を踏み入れた。

後で、思いっきり後悔した。

五階までは何の問題もなく軽やかに昇って行った。

其処を過ぎた辺りから息が切れ始めた。

六階あたりで足が上がらなくなり、身体に入ったアルコール宜しく、飲酒運転並みの蛇行が始まった。

七階で、このままエレベーターを使用しようかと本気で思い。

八階から九階までの道程の長かったこと長かったこと、もう気分は『どうにでもしてくれ！』と云った感じ（爆）。

やっとの事で九階にたどり着いた時には声も出ない状態。

呼吸を整えていると、二往復目のエレベーターのドアが開き従兄弟夫婦が既に九階にいる空×ジ・Oを見て吃驚。

「思い切り走ってきたな」

などと言っているが･･･。

この状態で一気に九階まで駆け上がったら･･･多分、途中で倒れている（爆）。

余裕の表情でニヤリと笑って鍵が開くまで廊下から外の景色に目を向ける空×ジ・O。

実は、息が苦しくて声も出ない状態だったりして（爆）。

その間、素知らぬ顔で必死に呼吸を整えていた。

意外に見栄っ張りな自分を発見（大笑）。

人は血管と共に老いる。

と聞いたことがある。

人は加齢と共に枯れていく。

と耳にしたこともある。

確かに、赤ちゃんの瑞々しさに比べて、高齢者の肌などは粉を吹いていたりする。

究極の高齢者・木乃伊くんなどは身体から完全に水分が排除されている（大間違）。

それなのに、年と共にブクブクとDEBUになって行く空×ジ・Oって･･･。

まぁ、代謝が加齢と共に落ちているのだろう。

ハードな毎日が続くあまりにどんどんと体重が落ちて悩んでいる人が居る。

この時期にクリスマスや正月休みの予定を立てないと仕事の段取りが出来ないほどに多忙を極め、激変した体脂肪率がなかなか戻らないと嘆いている人が居る。

そう云った人たちには、空×ジ・Oの身にまとわりついた贅肉を少し受け取って貰いたいほどである。

そうか･･･運動しろとか、一日に時間を決めて歩くようにしろとか、食事の摂り方とか･･･。

そう云った一般的ダイエットを口にする前に、空×ジ・Oの場合は自堕落な生活を改めないと、余分な肉ばかりが付いてくる訳か･･･。

今更、空×ジ・Oに真っ当な社会人の生活を進める方が･･･無理な相談かもｗ

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空×ジ・Oの住んでいるオンボロ集合住宅で今年の二月から始まったビル外壁の補修工事が先週で終了した模様。

何時も、ビルの側にいたガードマンのおぢさんに物凄く懐いていた『ちょび』助。

今朝の散歩ではそのおぢさんの姿が見あたらないので、一生懸命に探していた。

散歩を終わっても家の中に入ろうとはせずにおぢさんを探している。

が･･･。

其処は『ちょび』助の『ちょび』助たる所以。

音が怖いから、車の多い大通りまで探しに行こうとはせず、家の玄関先から首だけ出して何時までも左右を眺めているばかり。

姿が目に入れば、飛び出していくのだが･･･。

何となく情けない姿（爆）。