漢之化粧 2008/02/26 (Tue)

　
吾輩は『ちょび』助である。

またしても、自称・飼い主が運営する辺境の袋小路ブログに降臨した『ちょび』助である。

全く・・・自称・飼い主の奴は、吾輩の頁は手抜きするばかりの癖に、よくよく見れば自分の頁はマメに更新している様子ではないか。

自分だけを大切にする奴らしい・・・。

その割にアクセス数が吾輩の頁の足元にも及ばないとは･･･ヤレヤレ･･･これも自称・飼い主と吾輩の人徳の差であろう。

吾輩の頁でも少し触れたが、吾輩はお洒落なのである。

とても、身なりに気を遣わない。と、云うか遣っても如何とも仕様がないので諦めて洒落っ気の欠片もない自称・飼い主と同居しているとは思えないほどに、ダンディなのである。

まぁ。

奴の場合は、父親が「お前は何を着せても着こなせない奴だな！」と昔から嘆いていたらしいので、何を身につけても似合わないことに掛けては子供の頃からの筋金入りなのであろう。

無駄な努力はする必要もない。と、云うことであろうか。

さて、先日のことである。

もう、後は寝るだけ。と、云った状態で吾輩は奴と共に布団の上で寛いでいた。

だが、もう今日は自称・飼い主以外の誰とも顔を合わせない状況下にあっても、吾輩のお洒落心は自称・飼い主のような愚図愚図・ダラダラぶりを許さない。

真の紳士たる者、人目につかない所をお洒落するべきである。

人が見ているからと云って、それに応えるべく身だしなみを整えるのは付け焼き刃に過ぎない。

誰の目も光っていない時こそ、己の真価が問われるものなのである。

自称・飼い主の奴は・・・人目も気にせずにグダグダばかりしている社会不適応者であるが・・・。

此処は、吾輩が自称・飼い主の分まで頑張らねば！

と、云うことで･･･吾輩は寝る前に身だしなみを整え、化粧まで試みた。

今時の流行りは、男性でも化粧をするそうな。

どうだぁ！　自称・飼い主！！




自信満々で奴の前に顔を出したが、生まれながらの鈍感オヤヂ＝ハゲオロカ＝自称・飼い主の奴は、全く吾輩の化粧に気が付かない。

が･･･暫くして・・・。

「何だ！お前何をやっている！！」

と、慌てて吾輩の顔を覗き込んでいる。

まぁ・・・あれだな・・・。

ステゴザウルスだったか・・・恐竜は尻尾に石が落ちてから、５秒位経過してから脳にイタイと伝わるらしいが、自称・飼い主の場合もこれに相当するな。

それに、何をやっている･･･は、ないだろう。

見て分からないのか？　自称・飼い主？？

化粧だ。

お化粧。

美学も、美意識も全く欠如したこのヲトコに『美しさ』を問うた吾輩が間違っていたのかも知れないが。

元々、謎度鑑定８８と云う数字を弾き出した、変なオヤヂである。

きっと、奴の美的センスは果てしもなく「マニア」っぽいので、吾輩のこの化粧が似合うか如何かを聞くこと自体が無駄だったのであろう。

自称・飼い主は、テッシュで吾輩の顔を拭くと「一体何を付けた？落ちないぢゃないか」とぼやいている。

あ～あ・・・。

折角の化粧が無理解な飼い主の御陰で台無しである。

もう一度、化粧直しである。

勿論、我が家には化粧道具に関するものは一切置いていない。

吾輩としても、自称・飼い主の化粧した姿なんて見たくもない！

今一度、良い芳香のする場所へ吾輩が足を運んで化粧を遣り直そうとすると、自称・飼い主が飛んできた。

「この馬鹿犬！！　飾ったばかりの仏壇の花が落ちているだろうが！」



失敬な！

吾輩は花を落とした覚えはない。

落ちているのならば、それは勝手に花が落ちたのであろう。

自称・飼い主が吾輩をその場から引き離そうとするが･･･抵抗している内に吾輩は遊んで貰っているみたいで楽しくなってきた♪

結果･･･仏壇の前で次々と散っていく花たち。

嗚呼･･･美しい盛りに・・・。

これは、吾輩が悪いのではなく、場所も弁えず暴れている自称・飼い主が悪いな・・・きっと。

落ちた花を拾い集め、漸く落ち着いて吾輩と自称・飼い主は一緒に布団に入ったが・・・。




「コラコラ！　『ちょび』助！！

花粉だらけの顔をシーツで拭くんぢゃない！」

寝るが寝るまで、自称・飼い主の小言が飛んでくる。

『美』と云うものに縁のない自称・飼い主の何と無粋なことか・・・。

因みに。

吾輩の頁にて、今回の件に関して「自称飼い主さんの美的センスは「マニア」っぽいって･･･( ´艸｀)ﾑﾌﾟﾌﾟ
どんななんだろう？気になるぅ～！！」とのコメントを頂いたが・・・。

吾輩よ～く考えたら、自称・飼い主に「美的センス」なるものが最初から皆無であることに気が付いた（大笑）。

奴の趣味は・・・

奴の腐葉土色の脳細胞を刺激するものは・・・

先日、幾つか奴が挙げていたＭＡＤなどの中で、奴が「これを作った人は凄い！」と感心して一日に一度は見ているものは・・・。

感動系でもお笑い系でもなく・・・。

↓　これである。


バッカタレガ　バッカタレタレ
バッカタレガ　バ～タレガ

ヌファファファハハハハ

シュールと云えばシュールだが・・・

お前・・・大丈夫か？　自称・飼い主？？

或る意味、吾輩を馬鹿呼ばわりばかりする自称・飼い主の口癖でもあるが。

よゐこは耳障りなので余り大きな音量で再生しないように。

「兵法を知らぬ　凡愚めが」

それは・・・きっと、お前の事を言っているぞ・・・自称・飼い主・・・。

自重するのは･･･お前だ。　自称・飼い主。