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吾輩は『ちょび』助である。
この鋭敏なハナの前では、ニンゲンたちは吾輩に隠し事など出来ず、思考から感情まで全てを読み取られ、裸同然の状態である。
吾輩はニンゲンの微妙な心の動きなど、微かな発汗の違いや体臭の変化で直ぐに読み取ってしまうのである。
故に、吾輩はポイロットやホオムズなどより、余程優秀な名探偵なのである。
さて、昨日の散歩中。
吾輩たちの前に摩訶不思議な事件が起こった。
場所は、行方知れずになったオバアサンが住んでいた空き家の前。
玄関前にプチトマトがコンクリートを割って幹を伸ばし、すくすくと育っている為「オバアサンはトマトの苗になって自宅に帰ってきたのでありました」と、日本昔話風に自称・飼い主の頁で取り上げられた場所である。
其処の隣にある空き地には、野良猫の家族が住み着いている。
何処か遠くから、町内に移動して来た場面を自称・飼い主は昔写真に収めたが、その時は二匹の親猫に三匹の仔猫だった。
今では、一匹の親猫と二匹の仔猫(もう立派に大きくなっているが)が空き地に住み着いている。
其処に、新たに二匹の野良猫が徘徊するようになった。
一緒に住んでいるとは思えないが、近所の猫オバサンが餌を耐える時刻になると、必ず側に居て、駐車場に住んでいる野良猫一家のお零れを頂戴している。
・・・しかも・・・
その時間が何時も、吾輩の散歩時間と重なっている。
普段は、物陰に隠れている新しい猫たち・・・。
その一匹が、吾輩が散歩中に脇を通り過ぎると・・・何故か、吾輩の後を付いてくる。
何時も、物陰に隠れながら、吾輩の後をこっそりと付いてくる。
吾輩・・・猫は大嫌いだから・・・何時も此処を通り時は心臓がドキドキする。
猫は吾輩が気になるのか、姿を隠しながら付いてくる・・・。
でも、自分は隠れているつもりでも、敏感な吾輩から見れば正に『頭隠して尻隠さず状態』。
一緒に居着いた、もう一匹も吾輩の後を付ける猫に呼応したかのように並んで付いてくる。
駐車場の奥では、三匹の野良猫親子がそんな光景を物珍しそうに眺めている。
吾輩・・・この散歩コースが・・・嫌いだ・・・。
猫は吾輩に興味があるのか、言いたい事があるのか?
ずっと後を付け、吾輩が曲がり角を左に曲がって暫く進むまで、後を付けてはじっと吾輩の方を見ている。
猫の方は、曲がり角から先には進む気配がない。
其処で吾輩は、漸く胸を撫で下ろす。
うん。
吾輩・・・こんなお散歩嫌だ!!
コースを変更しろ! 自称・飼い主!!
と、思ったが・・・我が家から出発して、違うコースを選択すると必ずと云って良いほど、大きな犬が(自称・飼い主に言わせると中型犬らしいが)繋がれている家の横を通る事になる。
・・・散歩コースは・・・今のままで良いぞ・・・自称・飼い主・・・。
吾輩、我が儘は言わないから、今のままで良いぞ(汗)。
が、昨日。
散歩コースには駐車場に居着いた野良猫親子も、新しく住み着いた吾輩の後ばかり追ってくるストーカー猫二匹も全く姿を見せなかった。
本当に猫の子一匹見当たらない道路脇に、猫オバサンの置いていったミルクと餌だけが手つかずの状態で置かれていた。
そして、吾輩は何も気配のしない路上に微かに動く物体を発見したのだった・・・。
あれほど居た、野良猫たちは一体何処へ行ったのか?
まぁ、居ないに超した事はないので、吾輩快調なペースで足を進めていた。
が、路上に蹲る見た事もない物体。
側に寄ってみたが、何だか分からない。
初めて見る代物である。
「はぁぁ? 何でこんなのが此処に居るんだ??」
自称・飼い主が。素っ頓狂な声を張り上げている。
ザリガニ。
自称・飼い主はそう呼んでいた。
昔、田舎の小川などにワラワラと居て、自称・飼い主は親戚の家に遊びに行った時など、ザリガニ取りを楽しんだらしい。
だが、最近では田舎の親戚の家の側でもあまり見かけなくなったらしい。
ましてや、我が家は東京の人たちからは『ど田舎』呼ばわりされているが、一応、中部地方では一番大きな街の、それも中心地に位置している。
しかも、デリケートな吾輩は、大きな音が嫌いだから車が縦横無尽に往来する表通りを歩くのは嫌いだ。
だから、何時も裏通りや路地ばかりを選んで散歩しているが、このまま足を進めて表通りに出れば、真っ正面ににゃ~ごや駅の正面玄関が見える。
なんで、こんな所にポツンとザリガニが居る??
しかも、猫たちは食事に手も付けずに一体何処へ??
そうか。
吾輩の散歩を穏便にする為に、このザリガニと云う奴が、事前に野良猫たちを追い払ってくれたのだな♪
なかなか、殊勝な心がけである。
吾輩、ザリガニの労をねぎらおうと近くまで寄ったら・・・。
ぶぎゃぁぁぁ!!!
ヲイ! 自称・飼い主!!
コイツ・・・ハサミを持っている・・・。
挟まれたら大変だ!!
気を付けろ。
手がハサミになっているなんて・・・凶暴な奴に違いない。
猫たちは、きっとコイツにやられたんだ!
ザリガニの姿を見てパニックを起こす吾輩・・・。
一目算でその場を立ち去った。
吾輩は『ちょび』助である。
ホオムズもポイロットも真っ青になって逃げ出すほどの、他の追随を許さない名探偵だと自負している『ちょび』助である。
しかし、吾輩にも解決出来ない『みすてりぃ』なるものがこの世には存在するのである。
一体、あのザリガニなる奇妙な生き物は、何処からやって来たのか?
そして、何時もワラワラワラと吾輩の散歩中に姿を現す野良猫たちは何処へ消え去ったのか?
自称・飼い主の推理はこうだ。
『ザリガニは近くの家に飼われていて、それを野良猫の一匹が捕まえて自分たちのねぐらまで連れてきた』
奴は自分の推理に自信があるのか、納得したような顔をして悦に入っている。
確かに、もっともらしくは聞こえる、だが・・・それでは、あんなに沢山居た野良猫たちの姿が全く見えない事の説明が完全に放棄されている。
相変わらず・・・アホだな・・・。
吾輩の推理はこうだ。
①ザリガニは何処か遠くの小川に住んでいたが、突然襲った竜巻によって吹き飛ばされ、そのまま空を飛んで我が家の直ぐ側に落ちてきた。
新しい住まいを確保しようと、ザリガニは野良猫たちと果敢に闘い、奴らを追い払って自分のテリトリーを新しく作った。
②実はザリガニには人知れず超能力、瞬間移動が可能だった。路上にいたザリガニは気紛れで瞬間移動してきて、その場にいた猫たちをハサミでやっつけ、勝利の余韻に浸っている時に吾輩が通りがかった。
③何時も、猫たちに後を付け回されて困っている吾輩の為に、神様がザリガニを派遣して猫を追い払ってくれた。
④ザリガニ屋さんが沢山のザリガニを輸送中、道に迷って路地に入り込んでしまい、困っている時に一匹だけ逃げ出した。ザリガニ屋さんはそれに気付いたが、逃げ出したザリガニを見つけ出す事が出来ず、腹いせに猫たちを連れ去った。
⑤自分探しの旅に出た勇者ザリガニは幾多の試練を乗り越え、数え切れないほど沢山の昼と夜を過ごして、街中までやって来た。その勇猛な姿に恐れを成した猫たちは、ザリガニに近付く事も出来ず、ザリガニがその場を立ち去るまで食事にも手を付けずに他の場所に避難した。
うん。
吾輩の名推理。
きっと、この中に正解が・・・あるのかな???
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
と、この内容は、今日吾輩の頁である「『ちょび』助の下僕観察日記」にアップしたものと全く同一の内容w
自称・飼い主め・・・とうとうネタに困りだしたな(爆)。
と云うか、吾輩の頁の方は、自称・飼い主の運営する辺境の袋小路ブログと比べて、訪問者数はずっと多い。
週に300~600のアクセス数がある。酷い時は一日に200以上もあることがある。
自称・飼い主の頁など足元にも及ばないくらいのアクセス数なのだが・・・何故かコメントは『あだるてぃ』なものばかり(爆)。
一々削除するのが面倒になってくるほど、怪しげなコメントやトラックバックが多すぎる・・・『ぐぅ~』のブログ・・・。
単に、此処の訪問者数が少ないだけ。と、云うのが事の真相だろうが、唯一、此処の頁が吾輩に勝っているのはコメント数のみ。
其処で、名探偵たる吾輩よりこの『みすてりぃ』を解き明かす自信のある人が居るか如何かは、自称・飼い主の頁で記事にした方が良さそうだと、吾輩が判断した♪
吾輩を唸らせるほどの名推理があれば、是非この謎を解き明かして下さい。
これだ!
と、謎を解き明かした人がいらっしゃっても・・・自称・飼い主はケチなので、賞品は何も出ません。
ロダンのポーズを真似て写真をアップしろ!
と、リクエストしても・・・今度はしないだろうな・・・自称・飼い主の奴(爆)。
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御世話になっています♪『ちょび』助の頁だけは御世話してやってるんですが(爆)。
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お答え♪
バロンチャ名乗りをあげます!!
それはザリガニではありません。
ザリガニ型の異星人です!
地球に降り立ち、地球上の知的生物は「 猫 」と見定めた彼らは 異星人を捕獲することに決めたものの、想像を極めるほど凶暴な原住民(猫)との攻防に生死をわける戦いを繰り広げ、東の空が白みはじめるころ やっと原住民を捕獲、UFOとともに旅立つことができました。
自らを犠牲にして仲間を旅立たせることに成功したザリガーニ隊員を1人残して・・・・ ああ、無情。
ぬおぉぉぉ!素晴らしい!!
素晴らしい!!
ザリガニ星人で来ましたか!
これは吾輩も想定外。全然、思いつきませんでした(驚愕)。
流石、絵画の制作途中に宇宙人と交信を試みるお方w
吾輩、敢えて「魔法使いとして帰ってきたオバアサンが、家の前で屯している猫たちに魔法をかけてザリガニにした」的な魔法による変身と云う『めるひぇんちっく』なストーリーを外しておいて、誰か書くかな?と、思っていたのですが・・・ザリガニ星人とは(爆)。
素晴らしすぎる!!!
想像力貧困な自称・飼い主にも、少しはこの自由自在なイマジネーションを学んで欲しいものです。
で、猫たちを原住民だと思って捕獲したザリガニ星人・・・猫たちを調べて、地球上を支配する知的生物・ニンゲンよりも凶暴な原住民ととらえたか、それともニンゲンよりhe平和的な原住民ととらえたが・・・。
非常に興味のある所です(爆)。