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あれは多分、一年半ほど前の事だったと思う。
日曜日に地元の田舎では一番の繁華街sakaeなる若者ばかりが集まる、大凡・・・空×ジ・Oには相応しくない場所に行った帰りでの出来事。
環状線の地下鉄に乗り、空×ジ・Oは一駅乗って、乗換駅である。
地下鉄内は恐ろしいほどの混み具合。
ドアが開き多くの人が駅で降りても、車内は相変わらずの混みよう。
空×ジ・Oがホームに降りた頃には発車のベルが鳴り始めた。
と、その時。
つい先程ドアの所で擦れ違った男性が、「退かんかい!わりゃぁ!ワシが乗れんだろうが!」と大声で怒鳴ったかと思った刹那、出入り口付近で立っていた若いお兄ちゃんの顔面を拳で2発3発と殴っている。
殴られたお兄ちゃんは結構すらりとした長身、一方の殴った方は空×ジ・Oよりも完全に年を食っている純度100%のおっさん。がたいは完全にお兄ちゃんの方が上だが、おっさんは見るからに「如何にも」と云った風貌。
「なんだよぉ」
と、弱々しく抗議するが「ワシが乗ろうとしとんのに、邪魔なんぢゃいおんどりゃ!」とドスを効かせると、お兄ちゃんは黙ってしまった。
こう云う時の関西弁は迫力がある。
関西出身の人なのだろうか?それとも、凄味を効かす為に関西弁を使ったのだろうか?
多分・・・ゴニョゴニョ・・・。
あのkame田一家を育んだ土地柄だし、ああ云う若者を生きの良い可愛い奴と暖かく見守る風習があるらしいし・・・某浪速のオカン様・・・最近は蟲ババ様と呼ばれているお方曰く「拳で語るのは日常の挨拶代わり」だそうだから・・・ゴニョゴニョ・・・。
件のおっさん「なにジロジロ見とんのや、道を空けんかい!出入り口近くでウロウロするな!」と一人文句を言いながら、車内の人混みをかき分け、真ん中あたりへ入っていった。
あの車両の真ん中あたりには多分同じ仲間内なのだろうが、若いおねいさんたちが屯していた。
そんな中に割って入る度胸は、空×ジ・Oオヤヂにはなかったが、おっさんは全く意に介する様子はなさそうだった。
おっさんはまだブツブツ文句を言っていたが、自分はそのまま地下深くのホームへ向かう乗り換え線へのエスカレーターへと足を運んだ。
空×ジ・Oは単なる通りすがりの人で良かった(ヲイ)。
乗り換えた路線の地下鉄は、最寄りのターミナル駅に向かうものだが、町の真ん中をメインになっている地下鉄と平行して走っている為、比較的空いている。三つほど前の駅がまたメインになる路線との接続駅なので、そこからJR駅までの間は空いている狙い目の区間でもある。
一番前の車両に乗ったが、立っている人はおらず、空席も目立つ状態。
二両目からは吊革につかまったりして立っている人が目立つのに何故だろう?と何時も疑問に思う。
空×ジ・Oの前に若くて綺麗な20代半ばくらいの女性と、その娘さんが乗っていた。
娘さんは幼稚園に入るかは入らないか、位の年頃だと思う。
娘さんの隣には、細身の30過ぎくらいの男性。頭の天辺まで額がありそうな髪型をしている。男性は一生懸命に文庫本を読んでいた。
その両側に買い物帰りらしい老若男女。
空×ジ・Oの座っている側の席も同じような感じだが、隣には中年のおじさんが座っていた。
このおじさん・・・明らかにおかしい。
何がおかしいかと云って、その髪型である。
年に似合わず、黒々とした髪の持ち主なのだが・・・何故か、耳の周囲や項近辺はヘロヘロの今にも抜け落ちそうな栄養失調気味の情けない白髪である。
もう少し、ましな鬘をすれば良いのに・・・と言う気になってしまうほどの完成度の低い鬘。
しかも、それまでは混んでいたのか、何が理由かは知らないが、明らかに鬘が大幅にずれている。
なにも気付かないふりをしながら横目でチラチラ眺めてにやついていたら、向かい側の硝子窓に映った自分の姿を見たのか、付けている内に違和感を感じたのか、おじさんは鬘を取って被り直した。
人知れず、さり気なく、瞬時の内に。
が、正面に座っていた幼い娘さんがそれを見逃さなかった。
此方の方を見て。
「ねぇ、ねぇ。あでらん。あでらん」
と、母親に話しかけている。
車内の人々は、我関せずと云った雰囲気だったが、向かい側で数人の人が声もなく口元を緩めた。
母親は、初めのうちは何の事だか分からなかった様子だったが、事態を理解したのか娘を窘め・・・。
「どうもすみません」
と、一言謝ってくる。
別に謝ることはない。
何故、謝る。
此処でそんな風に声を掛けてきたら、事態が余計にこじれるぢゃないか!
しかも何故・・・隣のおじさんではなく。
空×ジ・Oの方を見て謝る!!
しかも、空×ジ・Oも反射的に無言のまま軽く会釈したりして(大汗)。
傍観者のつもりだったのに期せずしてネタの中心にされたようで、ちょっと恥ずかしい。
しかし、こんな時にこそ、何事にも無関心を装う現代人の優しさを感じたことはない。
皆が知らん顔をしている御陰で、何事もなくそれで話は終わる。
でも、何故か空×ジ・Oの耳には誰が発したかも分からないクスクスと云う押し殺した笑い声が届いたような・・・。
空×ジ・Oはこの地下鉄は二駅目で降りる。
多くの乗降客があるターミナル駅の一つ手前だ。
「あでらん」騒動の直ぐ後に、自分の降りる駅が近づいてきた。
席を立って出入り口に足を進める空×ジ・Oに対して、お母さんは気まずそうな顔をしている。
「違いますよぉ~、気を悪くして降りるんぢゃないですよぉ~、自分の家は此処の駅の出入り口から歩いてほんの2、3分なんですよぉ」
と言いたい気持ちを堪えてドア付近に佇む空×ジ・O。
と、その時。
娘さんが、文庫本を読んでいる男性に声を掛けた。
「ねぇ、パパ。まだ降りなくて良いの」
ヲイヲイ。
それまでずっと他人みたいな顔をしていた30代の癖に頭頂部まで額のお兄ちゃん。
あんた、父親だったのか(爆)。
それで娘さんが「あでらん」とw
如何にも技術畑っぽい雰囲気の男性だったが・・・こんな綺麗な奥さん貰って、その髪型。
多分、今流に云うと、ヒルズ族の地方版みたいな印象。
くっそ~!
似たような髪型なのにこの違いは何だ!
一気に物凄い敗北感を味わった。
これが一番ダメージがでかかったりして(爆)。
云っておくが、空×ジ・Oは30代の頃は普通の髪型していたぞ!
今ではこんな感じかもしれないがw
と、負け惜しみを言ってみる。
あ、でも空×ジ・Oは一度、坊主頭にしてから、髪が伸びると煩わしく感じるので何時も坊主にしているだけなので♪
決して薄いわけではありません。
・・・多分・・・。
日曜日に地元の田舎では一番の繁華街sakaeなる若者ばかりが集まる、大凡・・・空×ジ・Oには相応しくない場所に行った帰りでの出来事。
環状線の地下鉄に乗り、空×ジ・Oは一駅乗って、乗換駅である。
地下鉄内は恐ろしいほどの混み具合。
ドアが開き多くの人が駅で降りても、車内は相変わらずの混みよう。
空×ジ・Oがホームに降りた頃には発車のベルが鳴り始めた。
と、その時。
つい先程ドアの所で擦れ違った男性が、「退かんかい!わりゃぁ!ワシが乗れんだろうが!」と大声で怒鳴ったかと思った刹那、出入り口付近で立っていた若いお兄ちゃんの顔面を拳で2発3発と殴っている。
殴られたお兄ちゃんは結構すらりとした長身、一方の殴った方は空×ジ・Oよりも完全に年を食っている純度100%のおっさん。がたいは完全にお兄ちゃんの方が上だが、おっさんは見るからに「如何にも」と云った風貌。
「なんだよぉ」
と、弱々しく抗議するが「ワシが乗ろうとしとんのに、邪魔なんぢゃいおんどりゃ!」とドスを効かせると、お兄ちゃんは黙ってしまった。
こう云う時の関西弁は迫力がある。
関西出身の人なのだろうか?それとも、凄味を効かす為に関西弁を使ったのだろうか?
多分・・・ゴニョゴニョ・・・。
あのkame田一家を育んだ土地柄だし、ああ云う若者を生きの良い可愛い奴と暖かく見守る風習があるらしいし・・・某浪速のオカン様・・・最近は蟲ババ様と呼ばれているお方曰く「拳で語るのは日常の挨拶代わり」だそうだから・・・ゴニョゴニョ・・・。
件のおっさん「なにジロジロ見とんのや、道を空けんかい!出入り口近くでウロウロするな!」と一人文句を言いながら、車内の人混みをかき分け、真ん中あたりへ入っていった。
あの車両の真ん中あたりには多分同じ仲間内なのだろうが、若いおねいさんたちが屯していた。
そんな中に割って入る度胸は、空×ジ・Oオヤヂにはなかったが、おっさんは全く意に介する様子はなさそうだった。
おっさんはまだブツブツ文句を言っていたが、自分はそのまま地下深くのホームへ向かう乗り換え線へのエスカレーターへと足を運んだ。
空×ジ・Oは単なる通りすがりの人で良かった(ヲイ)。
乗り換えた路線の地下鉄は、最寄りのターミナル駅に向かうものだが、町の真ん中をメインになっている地下鉄と平行して走っている為、比較的空いている。三つほど前の駅がまたメインになる路線との接続駅なので、そこからJR駅までの間は空いている狙い目の区間でもある。
一番前の車両に乗ったが、立っている人はおらず、空席も目立つ状態。
二両目からは吊革につかまったりして立っている人が目立つのに何故だろう?と何時も疑問に思う。
空×ジ・Oの前に若くて綺麗な20代半ばくらいの女性と、その娘さんが乗っていた。
娘さんは幼稚園に入るかは入らないか、位の年頃だと思う。
娘さんの隣には、細身の30過ぎくらいの男性。頭の天辺まで額がありそうな髪型をしている。男性は一生懸命に文庫本を読んでいた。
その両側に買い物帰りらしい老若男女。
空×ジ・Oの座っている側の席も同じような感じだが、隣には中年のおじさんが座っていた。
このおじさん・・・明らかにおかしい。
何がおかしいかと云って、その髪型である。
年に似合わず、黒々とした髪の持ち主なのだが・・・何故か、耳の周囲や項近辺はヘロヘロの今にも抜け落ちそうな栄養失調気味の情けない白髪である。
もう少し、ましな鬘をすれば良いのに・・・と言う気になってしまうほどの完成度の低い鬘。
しかも、それまでは混んでいたのか、何が理由かは知らないが、明らかに鬘が大幅にずれている。
なにも気付かないふりをしながら横目でチラチラ眺めてにやついていたら、向かい側の硝子窓に映った自分の姿を見たのか、付けている内に違和感を感じたのか、おじさんは鬘を取って被り直した。
人知れず、さり気なく、瞬時の内に。
が、正面に座っていた幼い娘さんがそれを見逃さなかった。
此方の方を見て。
「ねぇ、ねぇ。あでらん。あでらん」
と、母親に話しかけている。
車内の人々は、我関せずと云った雰囲気だったが、向かい側で数人の人が声もなく口元を緩めた。
母親は、初めのうちは何の事だか分からなかった様子だったが、事態を理解したのか娘を窘め・・・。
「どうもすみません」
と、一言謝ってくる。
別に謝ることはない。
何故、謝る。
此処でそんな風に声を掛けてきたら、事態が余計にこじれるぢゃないか!
しかも何故・・・隣のおじさんではなく。
空×ジ・Oの方を見て謝る!!
しかも、空×ジ・Oも反射的に無言のまま軽く会釈したりして(大汗)。
傍観者のつもりだったのに期せずしてネタの中心にされたようで、ちょっと恥ずかしい。
しかし、こんな時にこそ、何事にも無関心を装う現代人の優しさを感じたことはない。
皆が知らん顔をしている御陰で、何事もなくそれで話は終わる。
でも、何故か空×ジ・Oの耳には誰が発したかも分からないクスクスと云う押し殺した笑い声が届いたような・・・。
空×ジ・Oはこの地下鉄は二駅目で降りる。
多くの乗降客があるターミナル駅の一つ手前だ。
「あでらん」騒動の直ぐ後に、自分の降りる駅が近づいてきた。
席を立って出入り口に足を進める空×ジ・Oに対して、お母さんは気まずそうな顔をしている。
「違いますよぉ~、気を悪くして降りるんぢゃないですよぉ~、自分の家は此処の駅の出入り口から歩いてほんの2、3分なんですよぉ」
と言いたい気持ちを堪えてドア付近に佇む空×ジ・O。
と、その時。
娘さんが、文庫本を読んでいる男性に声を掛けた。
「ねぇ、パパ。まだ降りなくて良いの」
ヲイヲイ。
それまでずっと他人みたいな顔をしていた30代の癖に頭頂部まで額のお兄ちゃん。
あんた、父親だったのか(爆)。
それで娘さんが「あでらん」とw
如何にも技術畑っぽい雰囲気の男性だったが・・・こんな綺麗な奥さん貰って、その髪型。
多分、今流に云うと、ヒルズ族の地方版みたいな印象。
くっそ~!
似たような髪型なのにこの違いは何だ!
一気に物凄い敗北感を味わった。
これが一番ダメージがでかかったりして(爆)。
云っておくが、空×ジ・Oは30代の頃は普通の髪型していたぞ!
今ではこんな感じかもしれないがw
と、負け惜しみを言ってみる。
あ、でも空×ジ・Oは一度、坊主頭にしてから、髪が伸びると煩わしく感じるので何時も坊主にしているだけなので♪
決して薄いわけではありません。
・・・多分・・・。
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空×ジ・O
性別:
男性
職業:
おやぢ
趣味:
昼寝
自己紹介:
引き籠もりオヤヂです。
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御世話になっています♪『ちょび』助の頁だけは御世話してやってるんですが(爆)。
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すだれにするという技をしていました・・・爆
さらに 毛生え薬を頭にぬって
ブラシでたたいていましたが
たたきすぎて 毛根から血がでていました。。。
今では 立派にそられて 満月な頭。
男の人は思い切ったほうが素敵です。
そして伊では はげ はセクシーの対象なのだとか・・・。
って 空×ジ・Oさんに言っているわけではありませぬ。
おはようございます
わさびの父親は後ろから見てもおでこが見える逆モヒカンでした。自然の。
あまり気にしない方がいいですよ。
気にしても、生えませんから。
無題
嗚呼、空×ジ・Oが『せくしい』ぢゃないのは髪が多すぎるから(大間違)。
思い切っているわけではありません、根が無精なので坊主の楽ちんさを覚えたら、もう少しでも髪が伸びると煩わしくって(違)。
無題
はい、全然気にしておりませんがw
気にしても生えないし、気にすればするだけ薄くなりますから。
でも、まさか人様は空×ジ・Oのことを「薄い人」だと誤解していた事が伺えるエピソードではありますw