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南極(人) 京極夏彦
これは・・・重い・・・重すぎる。
本が(爆)。
仰向けに寝そべって読もうと思ったら、脆弱な空×ジ・Oにとっては苦行以外の何物でもない。
読んでいてたまに吹き出すギャグ小説。
特に、世代的に直撃を受けている空×ジ・Oは「ぎゃはははは」と声を出して笑って読んでみたり。
人前では読めないなw
よ~く考えたら、自分は禁断の「どすこい」から京極夏彦に入ったんだよなぁ・・・御陰で次に手にした「陰摩羅鬼の瑕」なんか、十数頁読んでは挫折して、の繰り返しだった。あの時点で、まさかこの作者の本を何十冊も揃えることになろうとは。
元々、某師匠とメッセでお話しさせて頂いていた時に「京極は何冊も読んでいて当然」的なノリで話題を振られたのが原因だったのだが・・・それまで名前も知らなかった(爆)。
勿論、知っているような顔をしていたが(ヲイ!)。
で、早速読み始めたのが「どすこい」かよw
漫画や小説、ギャグや笑いに関するお得意の蘊蓄が展開される中で繰り広げられるどたばた騒ぎ。
それでも、下らないオチの中で「世の中には不思議な事など何もないのだよ」と云う姿勢は、此処に於いても崩していません。
しかし・・・このタイトルのネーミングセンスは何とかならないモノか(爆)。
それが売りと言えば売りなのだろうが。
因みに「夜尿虫」を馳星周の「夜光虫」でなく、朱川湊人の「水銀虫」を先ず頭に浮かべた空×ジ・Oって・・・(汗)。
よく考えたら、馳星周の作品って一つも読んだことなかったw
「夜光虫」のタイトルは知っていたけれど。
「毒マッスル海胆ばーさん用米糠盗る」なんて・・・元は一体どんなタイトルの作品だ!
と、思ったら。
平山夢明の「独白するユニバーサル横メルカトル」だった。
しっかり読んでた。あの地図のお話。
これらけったいなタイトルが、しっかり作品の内容を顕しているから、凄いと云えば凄い。
強引な力押しと言えば力押し。
読んで思ったのは、編集者と云う方々が、その激務に耐え抜く上で最低限必要なのは
なる程納得(コラコラコラ)。
で・・・
「わ・し」
との御約束のフレーズと共に出てくる主人公(・・・なのか?・・・)の簾ハゲ・・・
その描写が・・・他人の気がしねぇ・・・┏(x_x|||)┓
なにより、固有名詞はなくとも随所に出てくる古のギャグマンガネタ・・・
全部分かってしまった自分が嫌だ・・・大ッ嫌いだ・・・ ○| ̄|_ OTZ orz 。,, .
あげくの果て 曽根圭介
巷では何でも「蟹工船」ブームとか。
この人の作品は、本作と「鼻」しか知らないが、何気に同じカホリを感じてしまう。
この人の場合は、徹底して救いがないが。
あっ。
空×ジ・O・・・蟹工船なんて難しそうな本、読んだことないや(殴)。
技巧的には物凄い新人なのだろう。
常に読み手を騙してやろうと手ぐすねを引いて待ちかまえている印象。
この作品でもそうだが、先月に読んだ「鼻」にも同じような傾向が感じられた。
「鼻」などはしっかり話の中盤当たりでネタバレしてしまい、オチの見当が付くのだが、読み手が何処でオチに気付いても良いような話の組み立て方をしている(のだと思う)。
実際に読んでいて「おや?」と途中で思わせ。
もしかしたら、騙されている。
と予想する通りのオチになるのだが、それが苦にならない。
空×ジ・Oは自称「イイヒトオーラ全開」なので、救いのないこの人の作風はどうも合わない。好きになれない気がするのだが・・・それでも読んでしまうのだから、凄いのかも。
のぼうの城 和田竜
流行ものに弱いので、読んでみた。
石田三成の戦下手を決定づけたあの戦の話。
大体、水攻めなんて合戦に於いては鬼畜の邪道の外道の戦法だと思っている。
信長が近代戦法を取り入れるまでは、合戦とは強者が命をかけた様式美の発露の場でもあったのだと思っている。
美学のない奴は嫌いだ。
空×ジ・Oにもそんなものはないが。
さう云えば、以前あったな・・・
秀吉は「人を殺さない」から天下人になったとか云うトンチキ番組。
水攻めの最中に秀吉が「ほら、これで誰も死なずに済む」な~んて嬉しそうにほざいていたが。
水攻めに遭っている城内では地獄絵図が展開されているから。
水か引いても、その土地の田畑は使い物にならないから。
何より謝れ!利休に謝れ!!このサル!!!
で、本編はというと(マテ)。
主人公そっちのけで活躍する三人の城方武将は名前も知らなかった。
実在するのだろうか?
後は殆ど知っていた。
て・・・マイナー戦国武将の名前まで知っているのは某シミュレーションゲームのやり過ぎか(爆)。
寝る前に読み始めて、結局明け方までかかって読み終えた。
読み始めると面白い。
読んでいても、途中で本を伏せることが出来なくなる程、夢中になる。
読み終えて面白かったと思う。
で、後には何も残っていない。
そんな本も悪くはない、と思う。
今月の初め、宝島社から「このマンガがすごい!2009」 ランキングが発表された。
▼オトコ編
1 聖☆おにいさん 中村光 講談社 206
2 宇宙兄弟 小山宙哉 講談社 94
3 GIANT KILLING 綱本将也(作)/ツジトモ(画) 講談社 84
4 3月のライオン 羽海野チカ 白泉社 83
5 深夜食堂 安倍夜郎 小学館 81
6 きのう何食べた? よしながふみ 講談社 73
7 アオイホノオ 島本和彦 小学館 60
8 よつばと! あずまきよひこ アスキー・メディアワークス 59
9 俺はまだ本気出してないだけ 青野春秋 小学館 53
10 ファンタジウム 杉本亜未 講談社 47
▼オンナ編
1 坂道のアポロン 小玉ユキ 小学館 148
2 駅から5分 くらもちふさこ 集英社 131
3 ちはやふる 末次由紀 講談社 128
4 君に届け 椎名軽穂 集英社 78
5 町でうわさの天狗の子 岩本ナオ 小学館 76
6 雨無村役場産業課兼観光係 岩本ナオ 小学館 71
7 ラウンダバウト 渡辺ペコ 集英社 70
8 夏目友人帳 緑川ゆき 白泉社 67
9 結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日 益田ミリ 幻冬舎 60
10 少女漫画 松田奈緒子 集英社 57
いぁ・・・殆ど知らないから(爆)。
深夜食堂をたまに読むくらい。
取り敢えず、オトコ編の連載誌。
1 聖☆おにいさん モーニング2
2 宇宙兄弟 モーニング
3 GIANT KILLING モーニング
4 3月のライオン ヤングアニマル
5 深夜食堂 ビッグコミックオリジナル
6 きのう何食べた? モーニング
7 アオイホノオ ヤンサン→スピリッツ増刊・YSスペシャル
8 よつばと! 月刊コミック電撃大王
9 俺はまだ本気出してないだけ IKKI
10 ファンタジウム モーニング2
おろろ・・・モーニング強いな・・・
連載陣、殆ど実質不定期連載ばかりの癖に、W&Yマガジンもそうだが、KD社・・・こう云うの大過ぎ(コラ!)。
空×ジ・Oは、毎週・・・WジャンプとWマガジン、それにWチャンピオン、Yマガジン、Yジャンプ、モーニングに月二回のビックコミック、ビックコミックオリジナルは欠かさず読んでいる。
あで・・・タイトル知らなくても読んでた(爆)。
とは云え、WジャンプやWマガジン・・・あまり読むモノがない。
それだけ年をとった証拠だろうか。
で、最近(ここ半月程)読んだ本。
「容疑者Xの献身」 東野圭吾
これは先日ネタにしたから良いかw
「トンコ」 雀野日名子
確かにホラーだけれど、ホラーが苦手な人にお勧めかも?
切ない・・・ブタさんが切ない・・・
「妖怪アパートの幽雅な日常」 香月日輪
これは。。。大人向き児童文学か??
「ラス・マンチャス通信」 平山瑞穂
確かに面白いが・・・作者曰く「こんなヘンテコな小説書いた奴の顔が見たい」・・・
空×ジ・Oも見てみたいゾ。
「鋼の錬金術師」 21 荒川弘
活字が苦手な空×ジ・Ow此処からは漫画(爆)。
いぁ、これとか「ベルセルク」って、最新刊を手にした時点でそれまでのストーリーをしっかり忘れている(爆)。
「仮面ライダーSPIRITS」 15 石ノ森章太郎、村枝賢一
これも、前巻までの話をすっかり忘れている・・・殆ど惰性で読んでいるな(爆)。
「嘘喰い」 10 迫 稔雄
これは毎週読んでいるので、ちゃんと思えている。
その分、全然ハラハラドキドキしない。
「いぬばか」 16 桜木 雪弥
ばかいぬ!なら我が家で一番エライ人(・・・人!?・・・)なのだが(爆)。
何時も、長々と長文を書いて顰蹙を買うので今回は簡潔にw
ネタがないので最近読んだ本。
豆腐小僧双六道中ふりだし~京極夏彦
別に、最近の本ではない(爆)。
何年も前に買って押し入れの奥に眠っていた。
先日のロマンアルバム捜索時に見付けたが、そのままの状態で放置して置いたら・・・ここ何日か何故か押し入れの戸が上手く閉まらない。
不思議に思ったら、中で山積みになった本が雪崩現象を起こし、この本が引っ掛かっていた。
これは、きっと豆腐小僧が「買った以上は本棚ならぬ押し入れの肥やしにせずにちゃんと読んでくれ!」と、縋っているのかも知れない・・・などと考え、手に取ってみたが・・・。
あの「凶極」本である。
厚くて重くて文字が一杯の「凶極」本。
普通の書籍に比べてほぼ正方形の些か小振りなサイズとは云え、やはり分厚い(汗)。
活字が大の苦手で、文字を読んだり書いたりすると偏頭痛を起こす特異体質の空×ジ・Oにとっては高すぎるハードルである。
特にここ数ヶ月は何もやる気が起きない、生きた屍状態の毎日が続いている。
(あ・・・それは毎度のことか)
が・・・。
数少ない『ちょび』助の手にかかる前に自分で襤褸襤褸にしてしまった書籍・・・挑戦してみるか・・・
と、読み始めたら、これが物凄く面白い(爆)。
元々、この作家の作品は殆ど読んでいる。
量的に圧倒され気後れしながら読み始めても何時の間にやらすらすらと没頭して読んでしまうのであるが、実は文章の巧みさや際立った登場人物に魅了されて読み続けているだけで、ストーリー自体はあまり好きでないものが多い。
特に某シリーズ(爆)。
臍曲がり的に最高傑作だと思っている「絡新婦の理」のように個々の事象を有機的に結合する恐ろしいまでの手腕は天変地異でも起こしそうなほどにテンサイ的なのだが、その分他の作品に比べて京極色が薄めかも知れない。
何だ?好きでシリーズを書かさず読んでいるけれど、実は京極堂シリーズ嫌いだったりして(爆)。
「塗仏の宴」前後編なんて、実際の処は駄作中の駄作だと思っている。
読み終わって、TV版エヴァンゲリオンも吃驚の騙された!気分満喫状態w
でも、読んでいる時は何処かの敏腕編集者様のように食事もおにぎり片手に本に齧り付いていたけれど。
しかし、この豆腐小僧は違った意味で物凄く面白かった!
くすくす・にやにや。
自分でも頭がイカレタのでは?と思えるくらい頬を緩めて読んでいたから。
他のこの作家の作品以上に量を気にせずスラスラと読めたし。
ある日、情事の為に廃屋になった豆腐屋に忍び込んだ男女。
若旦那の方が、豆腐小僧でも居るのでは?と、思ってしまった瞬間に降って湧いてしまった豆腐小僧。
本来妖怪とは存在しない存在。
不可解な現象や得体の知れないモノに対する後付的な意味合いで説明される対象となるもの。
飽くまで人間の観念の中にだけ存在する、説明不可の現象の説明。
非存在でありながら、其処に生まれる変な奴。
居ないことによって存在を許される変わり者。
だからこそ、人間が居なくなれば、人間が妖怪を否定したり、忘れてしまえば即座に消えてしまう存在。
それでも、若旦那たちが居なくなっても豆腐小僧は消えなかった。
誰も居ない廃屋に一人佇む豆腐小僧。
「何で、自分は此処に居るんだ?」
「何で、自分は豆腐を持っているんだ?」
其処で自分探しの旅に出る豆腐小僧。
って・・・この豆腐小僧が根っからのお惚けキャラで地の語りや登場する仲間たちに諄いほど「バカ」呼ばわりされても、その上を行くオバカキャラだし(爆)。
行く先々で出逢った妖怪たちが、豆腐小僧の自分探しを手助けしてくれるんだけれど、結局は「妖怪の分類や種類」とか「妖怪の歴史」に関する作者お得意の蘊蓄話が展開される。
けれど、これが面白いし読んでいて、成る程!と思わず膝を叩く上手さがある。
小難しい話しか出来ない某シリーズの主人公の蘊蓄とは全く別物の面白さ。
落語口調の地の文がまた面白い。
巧みな語り口で面白可笑しく話を進めてくれる。
これぞ正しく匠の技の云った感じ。
芸ですね、名人芸。
こんな落語があったら、速攻で寄席まで走りますよ空×ジ・Oは(爆)。
これぞ正しく、文書・文字による芸。名のみで実質潰えてしまった「文芸」とは、このような物なのか!と、思えるほどのワザの巧みさ。
ただ、途中まで読んで文中に出てきて始めて気が付いたのは・・・ストーリーが殆ど進んでいないw
文章に魅了されて肝心のストーリー展開が・・・確かに進んでいない・・・作者に指摘されるまでクスクス笑って読んでいて見落としていたが(爆)。
と、思いきやクライマックスで怒濤の展開。
結局、小利口な連中よりオバカな奴の方が偉大な存在だったのだ・・・。
ちょっと、何時もバカ呼ばわりしている『ちょび』助を見る目を改めねば。
嗚呼、アイツはただのバカ・・・かも知れない・・・。
この豆腐小僧。
この先、続きだありそうな雰囲気なのだが・・・続編が始まる気配は・・・まるで、ない。
以下私信・・・・
申し訳ありません・・・・ピンクラパン様。
この本と一緒に出てきました。
お貸しした中で唯一抜けていた「魍魎の匣」
これが一番読みたかったのですねw
そして、既に借りていたのですねアノオカタから(爆)。
此方は文が二段にはなっておりません。
その分頁数が千頁超えてますが(大笑)。
金春屋ゴメス・西條奈加
此方も、数年前に出た本だと思う。
購入したのはつい先日。
以前から、奇っ怪なタイトルが気になっていた。
なんぢゃこれは?と、興味を持っていた。
時代物か?と、思って読んでみたら、設定は21世紀・・・。
北関東から東北地方にかけての一万平米弱の国土にかつての江戸をそのまま再現し、人口七百万人を抱えて鎖国を敷いている「江戸国」が舞台。
入国者は制限され、300倍と云う競争率をたった一度でクリアした主人公の身元引受人が、長崎奉行・馬込播磨守(金春屋ゴメス)。
実は、300倍もの競争率を制したのには、嘗て致死率100%と恐れられた謎の伝染病が再び江戸で(意図的に)胎動を始め、その治療の鍵を本人も知らない内に握っていたからだった。
これも楽しめた作品。
今日が講習会だと云うのに、明け方まで夢中で読んでいた。
御陰で、遅刻を避ける為に地下鉄の駅から延々タクシーに乗って会場入りしたよ・・・空×ジ・O・・・。
この作品がタイムスリップものと一線を画すのは、江戸国の人たちが世界情勢をちゃんと知っていると云うこと。
勿論、江戸時代の生活を再現する為に携帯電話や電化製品は持ち込み禁止。
医療ですらも化学薬品は禁止し、漢方を基礎にした生薬のみ。
なのに突然、と云うか初っ端から「月に人が住んでいるなんて嘘みたいな話」などと云う台詞が出てきたりする。
江戸時代と現代の物の考え方を絶妙に混ぜ合わせたから成立する上手さが其処にある。
ストーリー展開は飽くまで江戸が舞台である為に時代物なのだが、この設定だからこその価値観や人々の生き様と云った対比が鮮明に浮き彫りにされてくる。
主人公は辰次郎と云う極々平凡な典型的今時兄ちゃん・・・ぢゃないか・・・未来の話なのだから今時と云うのは(爆)、なのだが、タイトルの元となった金春屋ゴメスがまた傑作!
ばかでかい異様な容姿に明晰な頭脳。
男気溢れるやんちゃな荒くれ者。
そのくせ、食にはなかなかに五月蠅い。
口は重いが手は早い(特に周囲に侍る者たちに些細な理由で鉄拳制裁する時は)。
ぢつは、ゴメスが女性だった・・・と云う件には普通の読者は吃驚するんでしょうが・・・。
空×ジ・Oは・・・
これを読んでも別段驚かず・・・。
このキャラで、容姿が叶姉妹も吃驚と云う詐欺的展開だったら・・・あの編集者様。
このキャラで、か弱き子羊の擬態を纏っていると云う騙し討ち的展開だったら・・・かの関西の女帝様。
などと、嗚呼・・・もしかして作者はこの人たちをモデルにした?などと想像してしまった(爆)。
えっ?それって空×ジ・O的にあのお二方はキャラが被っているのか?
と・・・取り敢えず・・・。
主人公が失われた過去を探りながら、流行病の謎を解いていく場面などはミステリーとしても十分に成立している。
なにより、現代と地続きだからこそ鮮明に浮かび上がる互いの問題点や矛盾を描き出していくこの設定、一作で終わるのは勿体ない気もする。
登場人物も魅力的だし、こんな作品こそシリーズ化すれば良いのに・・・と思ったら・・・。
続編が既に出ていた模様w
あぅ。
素直にシリーズ化して欲しいなぁ、と思っていたら既になっていた。
其処で「何だかなぁ」と思う自分は臍の付いている位置が少しずれているのだろうか?
とあるお方が、既にイタリア語でハリボテ最終巻を読破したと仰っていた。
あの論文と展覧会出品作品を同時に制作するという壮絶な修羅場の最中に、あんなクソ重い、上腕二頭筋が隆々と鍛えられそうな活字の塊を読破するとは・・・。
きっとその方は、一日の時間を30時間くらい有するのであろう。
お薦めの本はありますか?と、最後に結んでいたが・・・。
活字嫌いの空×ジ・Oは、本を読むと偏頭痛がしたり目が充血したり、脳内が春の陽気に誘われて木の芽時特有の爛漫気分になってしまったり、暫くすると燃え尽きて精神状態が寒中冬眠除隊に陥ったりする。
自分で書いていて、それがどんな状況だか不明だが。
取り敢えず、映画の一人ボケ&突っ込みも飽きてきたし、ネタバレしないように書くのも結構面倒である。
ネタバレした映画の感想は数知れずだがw
そこで、活字大嫌い人間、空×ジ・Oが最近読んだ本♪
活字は嫌いでも仕事が暇なので読書時間がたっぷりと・・・って、駄目ぢゃん。
それでは。
いしい しんじ 「みずうみ」
これは・・・サッパリ分からない。
こんなに空×ジ・Oは頭が悪かったのだろうか(大汗)。
分かり易い文章で綴った言葉がサッパリ理解できない。
文面に書いてある文章意外理解できない、空×ジ・Oにとって、こういった行間の余韻だとか読んでイメージを膨らませるだとか、比喩だとか隠喩だとか・・・駄目だ・・・。
この人の作品は寓話的なものが多い。
「麦ふみクーツェ」や「ポーの話」などは、全然分からないなりに自分で勝手に想像力を働かせることが可能だったが、こればかりはサッパリ手も足も出ない。
勿論、空×ジ・Oの場合・・・足は人一倍短いので、此方に関しては最初から無理な相談。
此の作者は天才だとか呼ばれているが、空×ジ・Oのような凡人には全く理解不能。
単に、自分の読解力が皆無であるのが原因なのだが。
因みに、一時ブームにまでなった村上春樹の「海辺のカフカ」・・・アレも何処が傑作なのかサッパリ分からなかった・・・。
駄目だ・・・この手の小説には駄目すぎるぞ・・・空×ジ・O・・・。
恒川 光太郎 「秋の牢獄」
異界の先にあるのは圧倒的な孤独と虚無。現代の『遠野物語』とまで評された作品。
空×ジ・Oは・・・耳にたこができるほどその名を聞いたが、読んだことはない<遠野物語(爆)。
「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」の三編からなる。
最後の「幻は夜に成長する」が圧倒的な多幸感と究極の絶望が描かれた傑作。とされていたが・・・先の二編は乏しいイマジネーションで持ち堪えたが・・・この作品だけは音を立てて瓦解した。
これまた、想像のの範疇を超えているので、何処が凄いのかすら分からなかった(爆)。
でも、「秋の牢獄」のアイデアには舌を巻いた。
この人の場合は「夜市」の時の凄さの印象が強すぎる。
「雷の季節の終わりに」も好きだけれど。
森見 登美彦 「夜は短し歩けよ乙女」
この人の作品は、昨年出た「新釈・走れメロス」まで全部読んでいたが、一昨年(だったかな?)のこの作品だけは、オヂサンが手に取るにはコッパズカシイタイトルだったので敬遠していた。
読んでみたら、森見登美彦が凝縮されたような作品だった。
しかし、この人の発想とか文体とか表現方法が・・・何故かY亀甲吉様を彷彿とさせるのは何故だろう(ゴメンナサイ・ゴメンナサイ・・・御両人)。
嗚呼・・・アルカイックスマイルが怖い(ボソッ)。
浅野いにお 「おやすみプンプン 1」
徒然、活字と向かい合うと目の奥が痛み出し、ずきずきと頭が割れるほど痛む特異体質の空×ジ・Oの事♪
此処からは漫画。
「虹ヶ原フォログラフ」「ひかりのまち」「ソラニン」と、妙に波長の合ってしまった作品を世に出した浅野いにおの新作だから読んでみた。
これは・・・ちょっと・・・。
大化けして、突っ切ってしまった印象(意味不明)。
三浦 健太郎 「ベルセルク 32」
もう・・・前巻の内容を忘れた頃に、新刊が出る・・・。
荒川 弘 「鋼の錬金術師 18」
「ハガレンかるたセット」・・・いらないけれど、オマケに弱いのでカルタ付きを買ってしまう。
これも、前巻の内容を忘れた頃に新刊が出る・・・全然、話が繋がらない・・・。
と、思ったら・・・17を飛ばしていたわ・・・空×ジ・O(爆)。
宮下 英樹 「センゴク 15」
これは、週刊誌で毎回読んでいるが・・・また最近始まった。
本当に此のペースでセンゴクの最後まで書き続けるとしたら、一体何時終わるのだろう(爆)。
安彦 良和 「ガンダム・ジ・オリジン 16」
TVとは違う展開でシャアザグVSガンダムにケリが付いた。
これまたTVとは違う展開で、早々とあのお方がお亡くなりになった。
しかし。あの機雷だかミサイルだかを内蔵した盾は・・・敵の攻撃を爆発物を内蔵した盾で防いだ日には・・・。
確実に誘爆ものだと思うのだが(爆)。
でも、あのMS好きw
迫稔雄 「嘘喰い 6」
これも、毎週読んでいるけれど・・・何となくノリでw
しかし、こうしてみると漫画ばかり読んでいるな・・・イイトシヲシテ・・・。
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